この日は、絵游会のスケッチ会。午前中は、京都府立植物園で一枚描き、午後は近くのギャラリで知人の個展を鑑賞。その後、折角なので宝が池公園まで足を延ばした。宝ヶ池の向こうに国立京都国際会館を望む構図を描きたいと思って来てみたが、地下鉄の国際会館駅で下車してから方向を迷ってしまい遠回りをして、やっとその場所にたどり着いた。池の周りは約1.4kmあり、この場所は、池の南側になり近くに梅林園がある。ここからは、左側に貸しボート乗り場があって、右奥には比叡山が見える絵葉書のような眺めである。秋晴れで最高の天気は、午後3時を回って冷たい向かい風に変わって描くのに苦労した。 描き終えて: 思い描いていた風景だったが、平面的なベタな絵になった。最近は自然の風景を描く機会が多くなっていたが、町並より難しいとつくづく感じた。
この日は、絵游会のスケッチ会を兼ねて、京都府立植物園近くのギャラリーで知人が、個展を開催されているので来てみた。ギャラリーには午後に伺うことにして、午前中は植物園内で描くことにした。快晴で気持ちのいい天気、園内の木々はほのかに色づき始めていい感じなので、昼までの時間で一枚描くことにした。ここは、「なからぎの森」あたりで、真ん中に「半木(なからぎ)神社」があり、周囲は池に囲まれている。向こうに橋が見えて木漏れ日を浴びた風景が気に入って描いてみた。日頃は、木々だけの風景を余り描くことがないので、表現に苦労する。とにかく短時間にいつものように雰囲気だけを捉えてみたが、納得の出来るものにはならなかった。近くでは、「日曜画家協会」の方々が沢山描いておられた。この日は、友人と昔懐かしいラーメンを食べに行った帰り道に立ち寄ったのが、八幡市の背割堤。毎年4月には花見客で賑わ
この日は、友人と昔懐かしいラーメンを食べに行った帰り道に立ち寄ったのが、八幡市の背割堤。毎年4月には花見客で賑わっているところ。今まで遠くから眺めていたくらいで桜並木を歩いたことはなかった。この日は秋晴れで、清々しい気持ちのいい天候だったので、散策することにした。 背割堤は、宇治川と木津川の合流部に全長1.4kmにわたり二つの河川を区切るように設置されている。洪水発生時に両河川をスムーズに、安全に合流させるためのようであり、ソメイヨシノが約250本植えられている。ブラブラと先端まで歩いてUターンして来た。戻り道で気に入った構図を見つけたので、短時間に雰囲気だけとらえて小品を描いてみた。この時期散策する人とたまにすれ違うだけだった。 「その1」は、背割堤の先端近くで、左側に木津川が流れている。遠くの山は、川向うの大山崎方面である。
この日は、友人と昔懐かしいラーメンを食べに行った帰り道に立ち寄ったのが、八幡市の背割堤。毎年4月には花見客で賑わっているところ。今まで遠くから眺めていたくらいで桜並木を歩いたことはなかった。この日は秋晴れで、清々しい気持ちのいい天候だったので、散策することにした。 背割堤は、宇治川と木津川の合流部に全長1.4kmにわたり二つの河川を区切るように設置されている。洪水発生時に両河川をスムーズに、安全に合流させるためのようであり、ソメイヨシノが約250本植えられている。ブラブラと先端まで歩いてUターンして来た。戻り道で気に入った構図を見つけたので、短時間に雰囲気だけとらえて小品を描いてみた。この時期散策する人とたまにすれ違うだけだった。 「その2」は、戻り道で木津川の川向うに、男山・石清水八幡宮の山が見える。左の赤い橋は、木津川御幸橋で、そのすぐ上流を京阪電車の赤い鉄橋がある。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で初めて京都府立植物園に来てみた。大正13年(1924年)開園の日本最古の公立植物園。最初に「はす池」あたりで黄緑色の水草に魅せられて描いたが、もう一枚散策しながら構図を探していると、くすのき並木に出会った。今年は開園100年にあたり、開園当初に植えられた樹齢100年を超えるくすのきが東西200mにわたり計75本が並木を形成していた。最近は下鴨神社の糺の森の四季に魅せられて描いていたが、この時期の並木の色合いが特にいい感じだったので描いてみた。糺の森の道幅に比べると少し狭い感じがしたが、散策する人は少なかったので、ゆっくり出来た。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で初めて京都府立植物園に来てみた。大正13年(1924年)開園の日本最古の公立植物園、甲子園球場約6個分の広さのようである。花ごよみでは今の時期は期待出来なかったが、散策しながら「はす池」あたりに来てみた。花は咲き終わった後だったが、池の水面を鮮やかな黄緑色の水草が覆っていてその色に魅せられた。周りは木々が生い茂っていて森のようになっている。池の向こうに見えているのは、「半木神社」。こういった風景はあまり描くことがなかったので、早速描くことにした。昼までの短時間だったので、雰囲気だけを捉えることにしたが、この色合いを表現するには限界があった。 余談ですが、私は、殆どの風景でじっくり描くことはしないので、雑な仕上がりになっていますが、いつもその時の空気感を大事にして描いています。
この日は、友人たちと京都御苑・京都御所あたりを気ままに散策した。最初に、丸太町通の境町五門から入って京都御所の建礼門と一番格式の高い正殿である「紫宸殿(ししんでん)」を描いた.。そのあと、今度はもう少し北に移動すると、東を向いて遠くに「五山送り火の大文字」を望む風景に出会った。正面の門は、清和院御門で、その後ろの白い建物は京都府立医科大学である。右側は、京都仙洞御所の門と塀である。今まで大文字の山を描いたことがなかったので、このアングルは絵になると思い描いてみた。
この日は、友人たちと京都の中京区御池通から寺町通を北上して、気ままに散策しながら構図を探してみた。少し行くと京都御苑・京都御所に出会うことになった。南北1,300m、東西700mの長方形で、総面積92ヘクタール。そのうち京都御苑は65ヘクタールで、今は国民公園として環境省が管理していて、京都御所は宮内庁や内閣府の管理であるようだ。丸太町通の境町五門から入って、少し西に位置した場所から遠く正面に京都御所の建礼門と一番格式の高い正殿である「紫宸殿(ししんでん)」を望むことが出来た。この日からやっとやっと秋を感じる日差しとなり、木陰では汗ばむこともなくゆったりした気分で描くことが出来た。広い道、周囲の木々と遠くは北山を望む自然一杯の風景だった。外国人観光客も多いが、余りの広さに気にならなかった。
この日は、友人たちと祇園のお店で昼食会の予定で出かけた。最初から早めに京都に着く予定で、季節もいいので散策することにして祇園界隈を回ってから知恩院あたりに来てみた。このあたりの木々の色合いもいい感じになっていたので、折角だからいつものように時間があればスケッチする習慣で、知恩院の三門を遠くに望み描いてみた。時期的にカラフルな風景だったので余計に絵になるように思った。皆さんと2時間余りゆっくり散策した後、目的の祇園のお店「祇園川上」に到着してお昼をいただいた。 いつも観ていただき有難うございます。 今は、8月27日からの個展に向けて、一応40点を予定していて準備しているところです。更新が遅れていて申し訳ございません。今後ともよろしくお願いいたします。
この日は、前祭の山鉾建てが始まるので出かけた。しかし、雨模様の不安定な天候なので、どの山鉾も建ち上がってなくて残念だった。本来ならこの場所には「霰天神山(あられてんじんやま)」があるはずだった。折角なので、この錦小路通も京都らしい町家の雰囲気が感じられ絵になるなあと思い描くことにした。左側の真ん中あたりに、「膳處漢(ぜぜかん)」という中華料理店が見えていたが、ここは祇園祭限定の「しみだれ豚まん」で人気のお店。殆ど描き上げたころ、また降り出してきたが、前もって雨宿りの場所は予定していたので、すぐ横のマンションの軒先をお借りして休憩した。ここで、このマンションの住人と絵の話をする機会を得て、個展の案内状までお渡してPRもさせていただいた。しばらくして雨は上がったが、スケッチは終わりにして、京都を気楽にぶらつくことにした。 描き終えて : この絵は、全体的に、よく言えば渋い感じだが、濁った色合いになってしまったと反省。
この日は、前祭の宵々山で絵游会のスケッチ会を実施した。午前中は、雨が上がって長刀鉾あたりで描いた後、まだ降らないようなので、四条通から離れて1本南の綾小路通に移動した。ここは、「伯牙山」のところで、左側の町家は、市指定有形文化財の「杉本家(元呉服商)」があって絵になる構図。この通りでは車に遮られることはないが、結構人出が多い。以前からも描いている構図だが、今回は少し遠目に描いてみた。今にもまた降りそうな天候だったので早描きしたが、納得いく感じにはならなかった。この後、ネットで探した美味しい蕎麦屋で昼食にした。そこで、東京と横浜から来られた女性との素敵な出会いがあり、絵の話などで盛り上がった。楽しいひと時を過ごした後、もう少し描く予定だったが、あいにくの雨にこの日は退散することにした。 描き終えて : 今年も何とか前祭を描くことが出来てよかった。こ
この日は、前祭の宵々山。絵游会のスケッチ会を実施したが、参加者は3人だけ。天候も朝から梅雨空で小雨模様。午前9時過ぎ早めに京都四条烏丸に着いたが、まだ小雨状態。しばらくすると止んできたので、早速描くことにした。ここは、巡行の時に先頭を切る長刀鉾あたり。奥には函谷鉾、月鉾が見えている。四条通は観光客などで賑わっていて描く場所を探すのに一苦労。思い切って横断歩道の近くに厚かましく座った。描き始めると周囲のことには気にせずに集中するのみ。車と横断歩道の人に遮られて悪戦苦闘。だけど楽しく描いているので、我慢我慢。たまに道行く人に声を掛けられて応援されてのスケッチになった。 描き終えて : よく似た場所で何度か描いているが、やっぱり今年は今年の風景なんだなと感じた。
今年も祇園祭がやってきた。この日は、山鉾建てを描きたいと思い行ってみた。まだ梅雨が明けないので、すっきりしない天気。四条烏丸交差点に到着してみると、小雨が降っていたが、間もなくすると上がってきたので描くことにした。しかしこの日は山鉾の引き初めなので、同交差点は警察官に規制されながらの場所探しになった。この場所は、西を向いて手前に函谷(かんこ)鉾、奥に月鉾が見える構図。午後2時から函谷鉾が引き初めを始めたため交差点が賑わってゆっくり描いていられなかったが、なんとか仕上げることが出来た。雨と人出に悩まされながら悪戦苦闘のスケッチです。 描き終えて : 今日17日、天候に恵まれて無事巡行が執り行われたようだが、ここ十数年描いている祇園祭なので、何としても描きとめたくて出てきてよかった。
この日は、絵游会のスケッチ会。午前中は、下鴨神社 糺の森で一枚描き、午後は賀茂川界隈にした。午後一枚目は北を向いて出雲路橋あたりを描き、対岸へ移動して今度は南を向いて葵橋を望んでみた。ここからは遠くは東山方面で、下流を向いての風景。こちら側からも緑がいっぱいの構図になり、両岸の木々に包まれていると癒される感じがする。川べりギリギリのところから描いてみたが、春本番の色彩は目にも優しく穏やかな気分で描くことが出来た。こちら側にも沢山の人たちが自然を親しみ楽しんでいるようだった。 描き終えて : 毎日この界隈を散策出来る人たちは幸せだなと感じた。
この日は、絵游会のスケッチ会。午前中は、下鴨神社糺の森で描いたが、この日は糺の森で流鏑馬神事があったので、午後は賀茂川界隈で描くことにした。出町柳あたりで高野川と賀茂川が合流して鴨川になるが、ここ賀茂川は鴨川のような両岸の賑わいは無く、閑静な住宅街が続いている。この場所は、合流地点から三つ目の出雲路橋を望むところ。鴨川より両岸の河川敷の散策スペースが広く、思い思いに楽しんだりぶらつく人たちも多い。賀茂川を描くことはこれまで一度くらいだったと思う。背景は北山あたりになり、川の流れにも風情を感じられる。日差しが厳しくなってきたので木陰を探して描いてみた。 描き終えて : 賀茂川は、どことなくのどかで、原風景に浸れるように感じられた。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会。京都 鴨川沿いを五条大橋からさかのぼって三条大橋あたりまでスケッチする企画。1枚目を五条大橋あたりで描き、2枚目は遠く団栗橋を望んで描いた。昼休憩後、午後はもう一度団栗橋あたりに戻り、今度は近くから橋の両岸の風景にした。ここからは、遠くに比叡山を望み、右側には南座、レストラン菊水、北座あたりも見える。四条に近いせいもあり散策する人が多く皆さん楽しんでいる。何度も来ているところだが、また違った顔を見せてくれるので、風景との出会いもまさに「一期一会」だとつくづく感じる。気に入った構図で天候も良く気分よく描くことが出来た。 描き終えて : この後は、久しぶりに先斗町あたりで反省会を兼ねた食事会にした。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会。京都 鴨川沿いを五条大橋からさかのぼって三条大橋あたりまでスケッチする企画。1枚目を五条大橋あたりで描き、次の松原橋あたりまで来てみた。ここからは団栗橋を望む広がりのある構図。今までこの風景は描いてなかったので、大き目の紙にゆったりと描くことにした。鴨川は、両岸の河川敷にいい塩梅の散策路があって眺めも良く好きな風景に出会える。まさに春うらら、橋の下は風も通り気持ちよくスケッチが出来た。遠くに四条大橋の左右のたもとに建つシンボルである、東華菜館(左側)とレストラン菊水(右側)それぞれの上部が見えて面白い構図になった。 描き終えて : この後、四条大橋の近くまでまた北上し、昼休憩にした。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会。京都 鴨川沿いを五条大橋からさかのぼって三条大橋あたりまで散策しながらスケッチする企画。最初は、鴨川の左岸、下流を向いて五条大橋を入れて描いてみた。遠くに京都タワーが小さく見える構図にし、対岸には1932年(昭和7年)創業の長い歴史のある料理旅館の「鶴清」が見える。鶴清は、当時の腕利きの宮大工が結集して作り上げたもので、総檜造り3階建て、今なお現役である。京都も人出が多くなり、河川敷で皆さんが思い思いに季節感を味わいながら楽しんでいる。天候に恵まれ最高のスケッチ日和になって我々も大いに楽しむことにした。 描き終えて : この後、松原橋、団栗橋を目指して北上することにした。
この日は、友人の娘さんのピアノトリオコンサートが、京都市下京区の「遠藤剛凞美術館」で開催されるため出かけた。折角だから午後の開演まで近くを散策して一枚描くことにした。だけど少し離れた中京区まで来てしまった。ここは「壬生狂言」などで有名な「壬生寺」が左手にある通りで、向かい側の屋敷は、「京都清宗根付館」で、根付に関する専門の美術館のようだ。どちらにも入らず、壬生寺も根付館も塀の色が似かよって珍しいので描いてみた。この後コンサート会場へ向かったが、遠藤剛凞美術館は、遠藤氏自らがデザインしたギリシャの神殿をモデルにしたファサードが印象的な建物。同氏は今なお描き続けている画家で、同美術館に約2000点が収蔵されている。作品の殆どが屋外で描かれた自然の風景で、コンサート会場の周囲の壁面に大作の油絵が掛けられていて音楽鑑賞と合わせて絵画鑑賞も出来て最高だった。 描き終えて : この日は、友人の娘さんのピアノ演奏の素晴らしさに魅了された。ちなみに娘さんの名前は、吉田七星(よしだななせ)さんです。よろしくお願いいたします。
この日は、友人たちと下鴨神社糺の森へ。これまで糺の森の夏、秋、冬の風景を描いてみたが、この日は天候も大丈夫のようなので、出かけた。到着してみると流鏑馬神事の日程で、午後に向けて準備が進んでいてほぼ会場設営は終わっていた。皆で思案した結果、神事を待つ風景を描くことにした。しかし、徐々に観光客や関係者の方々が増えてきて慌ただしくなってきた。神事は午後1時過ぎからなので、午前中1時間半くらいで早描きで仕上げてみたが、雰囲気だけは捉えられたかなと思っている。周りの木々は、まさに新緑の世界といった感じで気持ちのいい色に染まっていた。終わってみると、神事の日に春の風景を描くことが出来て、やっと2年越しで糺の森の四季が完了し満足した。 描き終えて : この後、近くの木陰で昼食休憩をした後、流鏑馬神事は観ないで賀茂川縁に行ってスケッチすることにした。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で、大山崎山荘美術館に行ってみた。ラッキーなことに、「藤田嗣治 展」が開催されていて、まず鑑賞することにした。好きな画家の一人なので、見応えのある作品の数々に感動した。この後、周辺でのスケッチの許可をもらって描くことにした。これは美術館の前あたりから描いたもので、この時期の山や木々の色合いはいい感じだ。少し離れたあたりから手前の大きな木も入れてみた。空の色も澄み切って最高だったが、なかなか表現が難しい。山の中腹に位置するこの美術館は、雰囲気があって本当に素晴らしい。 描き終えて : この後、美術館2階のテラスで休憩したが、暖かい日差しの中で景色を楽しむことが出来た。 藤田嗣治展 心の旅路をたどる ― 手紙と手しごとを手がかりに 2023.12.16~2024.2.25
この日は、友人たちとドライブ&スケッチで、初めての伊根町に。午後も同じ伊根浦公園あたりから伊根湾の舟屋群を描いた。三枚目を描いた後、もう一枚大き目の紙で描きたい構図と色合いが見つかったので描くことにした。伊根湾の一番内側で最高の眺めだった。何が気に入り、魅せられたのかは、海の色。絵具を流し込んだような透明感のある「エメラルドグリーン」に、感動した。上手く表現出来なかったが、なんとか雰囲気、空気感を捉えたくて夢中になって描いたもの。仕上がりはともかく、伊根の素晴らしい風景に出会えて本当に納得した。 描き終えて : 日帰りだったが、天候にも恵まれて4枚描くことが出来て満喫した。
この日は、友人たちとドライブ&スケッチで、初めての伊根町に。二枚描いて昼食後も同じ伊根浦公園あたりから描くことにした。これは、伊根湾の東側で、遠くに舟屋が広がって、繋がっているのが見える。こちら側も、海と山と空のバランスの良い取り合わせが、気に入ったので描いてみた。こういった海辺の風景を、これまで余り描く機会がなかったので、魅せられた。外国人観光客も散策しながら伊根の素晴らしさに浸っていたように思えた。この絵も短時間に雰囲気を掴んで仕上げたもの。 描き終えて : 午前も午後も本当に天候に恵まれて最高のスケッチ日和だった。
この日は、友人たちとドライブ&スケッチで、初めての伊根町に。到着後、伊根浦公園に駐車して突堤の先端で一枚目を描いた。この後、昼食まで時間があったので、もう一枚同じ舟屋群の続きで伊根湾の内側あたりを描いてみた。右上には通ってきた道路が見えている。湾内の海と空の色は、見ていて気持ちのいい色をしていた。一枚目と同様、短時間に雰囲気を捉えたものなので、大雑把でラフスケッチになった。 描き終えて : この後、近くの観光案内所(観光協会)の二階で、昼食会にし新鮮な海の幸を味わい最高だった。
この日は、友人たちとドライブ&スケッチで伊根町に。私は初めてだが、事前にパンフレットで下調べしておいたので、夢が膨らんだ。有名な「伊根の舟屋」は、伊根湾沿いに約230軒が建ち並んでいて、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている。しかし、地元の方々の生活空間であるので、迷惑を掛けない範囲で描かなければならなかった。一日では限られるので、伊根町観光案内所のある伊根浦公園に駐車して周辺を散策した。これは、同公園から伊根湾の東の先端を向いて舟屋群を描いたもの。天候に恵まれて汗ばむくらい、海の色も空の色も素晴らしかった。とにかく短時間に雰囲気を捉えたが、ここにも海外の観光客が多数訪れて賑わっていた。 描き終えて : 思っていた以上に広範囲に舟屋があるのに驚いた。
この日は、絵游会の仲間と祇園祭、前祭の山鉾建て風景を描こうと来てみたが、まだ殆どが準備段階で絵にすることは難しかった。折角なので、近くを散策して構図を探した。ここは「膏薬辻子(こうやくのずし)」と言い、四条通から中ほどで折れ曲がり綾小路通までの細い道。風情のある京町家が立ち並んで絵になる風景。右手は木版画の「竹笹堂」で、木版画の作品や木版画デザインの素敵な雑貨が沢山あって、店主とも話をしたがいい感じのお店だった。祇園祭を目的に来られている方は、この路地を通ることは余りないようである。厳しい暑さであったが、好きな町並なので、楽しく描くことが出来た。 描き終えて : この日の目的は、祇園祭だったが、また新たな風景に出会えて嬉しくなった。
この日は、祇園祭の後祭の宵々山。恒例の祇園祭スケッチの後祭も描いておこうと思い立って早めに家を出た。ここは、室町通の「鯉山」を望む風景。デッサン段階では、さほど気温は気にならなかったが、着彩する頃にはグングン上がってきて汗だく状態になった。この鯉山は、右手のビルに知人の美容院があるため構図にどうしても収めてみたかった。これまで山鉾スケッチと言えば、殆どが「鉾」であったが、今回「山」を描いてみると少しこじんまりとしているが、町並とのバランスがいいなと感じた。なんとか仕上げることが出来て、ホッとして熱中症との戦いになる前に帰ることにした。 描き終えて : 今年も前祭、後祭と2度スケッチすることが出来たが、これからも暑さに負けず、京都の夏の風物詩でもある祇園祭を描いていきたいと思っている。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で祇園祭の前祭に。午前中は、四条通でなんとか2枚描いて休憩した。午後は、また午前中以上に人出がある中で、メンバーの一人がどうしても月鉾を描きたいと言うので、喜んで付き合うことにした。右が月鉾で、左奥には函谷鉾が見える。座った場所が非常に悪く、描き終わるまでの半分程度は市バスに邪魔された時間で、本当に苦労した。そんなことで夢中になって描いていると「熱中症」のことを忘れてしまい、思わずメンバーと「かき氷」を買って来て、体内から冷やしてなんとか仕上げた。とにかく心身ともに参ってしまった一枚である。 描き終えて : 4年ぶりに以前の形で復活したが、いい汗かいた。反省会は、地元枚方まで帰ってやることにした。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で、祇園祭前祭に。1枚目は、四条烏丸の交差点の人混みの中で思い切って描いたが、凄い人出になってきた。もう一枚は、四条通を東に移動し、アーケードのある場所で、ちょうど高倉通あたりから長刀鉾を中心に描くことにした。遠くに函谷鉾、その向こうに月鉾も見えていた。ここでも人と交通量が多く鉾が見え隠れして落ち着いて描けない状態だったが、絵の好きな方に声をかけていただいたりして何とかしぶとく着彩までやってみた。この後、全く余談ですが、近くの洒落たお店で「パリのサッカーチーム」のTシャツを衝動買いしたが、凄く気に入っている。 描き終えて : 描くチャンスが何日もない中で、なんとか描くことが出来た。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で、祇園祭前祭に。宵々山にあたり、午前中からすでに人出がある。思案した結果、広い四条烏丸の交差点で東を向いて長刀鉾が見える風景にした。この場所は、往来の人と車に圧倒される大変なところ。しかし、決めた以上は、何とかして描きたくて横断歩道の横に陣取った。左のビルが三井住友銀行、右のビルが三菱UFJ銀行で、どちらも正面には、旧銀行の意匠(デザイン)を残して建て替えられているので絵になる。暑さにも耐えながら、ほぼ仕上げてみた。毎年京都の夏の風物詩を楽しみにして描いている。 描き終えて : どうしても描きたかったので、出来栄えはともかくとして納得した。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で、初めて天ケ瀬ダムあたりに。二枚描いた後、中心部の宇治橋あたりに向けて、帰りはタクシーを使わず徒歩で散策しながら小一時間掛かったが戻って来た。宇治川の清流を眺めながらのウォークもいいものだった。昼食後は、宇治川畔左岸から中の島、そして仏徳山を望む構図にした。午後3時になったころも、この日は一日中快晴で、ここからの風景もいい色していて最高だった。京都も、宇治もどんどん観光客が戻ってきている。川の向こう側が本流で、勢いよく流れていて気持ち良く感じた。 描き終えて : ダムを初めて描いたが、面白いと感じたいい日だった。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で、初めて天ケ瀬ダムあたりに。一枚目は、川縁に降りて壮大な風景を描いたが、折角足場の悪い岩場に降りたのだからもう一枚構図を探してみると、下流に「天ケ瀬吊り橋」が見えた。ここからの距離的な条件もいい感じだったので、描くことにした。この吊り橋は、長さ54m、幅2mで、ダムより先に架橋されていたが、一度流失し1996年に現在の姿に全面改修されている。吊り橋特有のスリル感はないが、橋上から見渡す渓谷は四季折々変化する風景を満喫できるようである。「渡る橋」というより「佇む橋」でハイキングを楽しむ方々や観光客に人気スポットのようである。渓谷の緑や宇治川の清流とのコラボが気に入った。 描き終えて : この日は、ダムをモチーフに少し不安だったが、今回もいい風景に出会えた。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で、初めて天ケ瀬ダムに。京阪電車宇治駅からタクシーで10分程度、ダムの手前に架かる「白虹橋」付近で降りた。1964年に竣工、淀川本流に建設された唯一のダムで、ここからの景色は壮大なものだった。左のレンガの発電所は、100年前のもので、右のオレンジの発電所がダム完成から稼働している発電所。橋から見下ろすと、川縁はごつごつした岩場で凄かったが、思い切って降りてみた。それがこの風景で、川の流れは結構早くて清流だった。これまでダムを描いたことがなくて、難しかったが、なんとか絵にしたかった。 描き終えて : 同じ淀川の下流に住む私としては、上流の風景に出会えてよかった。
この日は、初めて京田辺市天王上樋ノ本にある同牡丹園にお伺いし、牡丹園越しのお屋敷と合わせて花園を描かせていただいた。ここのご主人は、素晴らしい書家で、私は何かと大変お世話になっている大先輩である。以前から「一度牡丹園の風景を描きに来ないか」と、お誘いを受けながら失礼していた。ここ例年早く満開になるようで、この日も盛りを少し過ぎていたようだったが、まだまだ華やいでいい雰囲気だった。前日の雨模様とは打って変わり快晴になったが、暑すぎて汗だく状態の中で描くことになった。 描き終えて : 初めての牡丹園風景は大変だったが、なんとか仕上げることが出来た。
この日は、悠彩会のスケッチ会で京阪電車の中書島駅に集合。15人の大人数で伏見界隈スケッチ。最初に少し離れたところにある松本酒造近くの堤防に行き、菜の花風景を描いてみた。昼食時間までまだ時間があるので、もう一枚松本酒造の近くに寄って少し見上げるような構図にした。以前にもこのあたりで描いているが、季節や時間帯によっても絵の雰囲気は変わってしまう。近くの菩提寺に来たという少し先輩の男性と、この絵を仕上げる間、世間話やこれまでの人生についてお話をさせていただき、大変有意義な時間だった。長い間野外スケッチをしているがこんな経験は初めてのような気がした。 描き終えて : 好きな松本酒造の風景を、ゆったりとした気分で描くことが出来てよかった。
この日は、悠彩会のスケッチ会で京阪電車の中書島駅に集合。天気は良く新人さんも二人来られて15人と大人数。春、桜の伏見界隈を描くことになったが、私は前日伏見観光協会に問い合わせたところ、松本酒造近くの堤防の菜の花が見ごろを迎えているとのことなので、行くことにした。ちょうどいい感じで東高瀬川にかかる大信寺橋から、下流の新大手橋を望む構図で描いてみた。橋の向こうの桜も満開で彩を添えてくれた。ここの風景は好きで、春にも何度か描いているが、同じ風景や色合いにはならないものだ。それは、絵がその時の自然や自身の感情なんかにも左右されているんだろうと思っている。 描き終えて : 最高の時期と天候に恵まれ、素晴らしい風景に出会えて気分もよかった。
この日は、午前中に下鴨神社「糺の森(ただすのもり)」で描いて、午後は近くを散策して構図を探した。京都ゆかりの伊藤若冲の美術品のある相国寺に立ち寄ったが、描かずに初めて同志社大学に行ってみた。突然の訪問にもかかわらず、快く受け入れていただき、校内で描かせていただいた。同大学は、南北を京都御所と相国寺に挟まれおり、静かで最高の立地条件のようだ。これは、クラーク記念館で、1893(明治26)年竣工。尖塔もありレンガ造りの素晴らしい建物。春休み中なので、校内はひっそりしていたが、時折通る女子学生は清楚な感じ。午後も快晴で、青空に同記念館が映えた。 描き終えて : 他にも重要文化財の建物があるので、また来てみたいと思った。
この日は、昨年の夏と晩秋に訪れた下鴨神社糺の森にまた友人と行ってみた。この時期、落葉して枯れた雰囲気だろうと思って来てみたが、落葉樹と常緑樹が混じっているため、こんな感じの風景に出会った。3度目で構図を迷うこともないが、今回は南側から描くことにした。快晴で穏やかな天候の中、気持ちよく仕上げることが出来た。自分としては、好きな色合いに染まっていたので、ここまで現場で着彩したが、今はもう少しメリハリを付けたり塗りこむべきか迷っている。時間が経って、また見直してからにしようと思っている。 描き終えて : 3シーズン描いてみたが、糺の森は大好きだ。また描きたくなるだろうと思っている。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの今年最初の定例スケッチ会で、伏見のメインの酒蔵群あたりへ。午前中なんとか二枚描き、午後も月桂冠大倉記念館あたりに戻り、裏手の濠川の畔で構図を探した。今まで描いていない反対側の河岸から川筋を見通して見た。いつ降ってきてもおかしくないような冬空だが、思い切って大き目の紙で挑戦。川べりに続く山茶花が彩を添えてくれていい風景。だけど、着彩しているとポツポツと天敵が落ちてきた。大急ぎで仕上げることにしたが、絵の中の青空の部分に水滴の跡が残ってしまった。「雨にも負けず、風にも負けず・・・・」とは行かないものだ。 描き終えて : やっぱり絵にしたい風景との出会いも、一期一会だとまたまた感じた。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの今年最初の定例スケッチ会で、伏見のメインの酒蔵群あたりへ。一枚目は、月桂冠大倉記念館界隈で描き、午前中もう一枚場所を変えて「黄桜カッパカントリー」あたりに来てみた。この通りも以前から何度か角度を変えて描いているが、今回は東を向いてみた。全体的に色目が少ない構図なので、モノトーンの雰囲気にまとめることにした。左右の建物が黄桜酒造で突き当りは、有名な「鳥せい本店」。この後、左のカッパカントリーで昼食タイムとし、昼間から少し「利き酒」をして身体を温めた。 描き終えて : いつ来ても風情があっていい風景だ。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの今年最初の定例スケッチ会。京阪電車中書島駅に集合し、散策しながら伏見のメインの酒蔵群あたりに。何度か描いてはいるが、新たな構図を探し求めてここにした。月桂冠大倉記念館あたりが見える場所で、陽当りだが、真冬である。雲行きが怪しく風も冷たく、この時期この界隈で絵を描く人はメンバー以外だれも居ない。気合を入れて何とか仕上げてみた。描きたい部分は入れてまとめたが、もう少し大きな紙に描くべきであった。 描き終えて : 描き終えると身体が芯まで冷えてきていた。
この日は、今夏初めて描いた下鴨神社の糺の森の晩秋を描きたくて友人と行った。午前中は、北側から描いたので、午後は南側から描くことにした。少し陽が差して来たが、こちらからも、まだ道は濡れていた。着彩時には苦労したが、濡れた落ち葉が本来の色に染まり、周りの紅葉とのバランスが素晴らしかった。午後になり、このあたりを散策する人たちも幾分増えてきたようで散歩道がいい雰囲気になってきた。一日ここに居て、この日にしか描けない空気感をなんとか自分なりに描くことが出来て納得した。 描き終えて : 年明け2月か3月にもう一度晩冬を描きたいと思った。
この日は、今夏初めて描いた下鴨神社の糺の森の晩秋を描いてみたくなり友人と行ってみた。前夜によく降った性か、木々は光を浴びてきらきらと輝いていた。落ち葉は、道を敷き詰めてこちらもしっとりといい色だった。紅葉はまだ残っていて、秋の終わりの雰囲気を味わえることが出来た。ただ、デッサンも着彩時も苦労はしたが、何とか仕上げた。こんな素晴らしい風景に出会えて最高。下鴨神社の散歩道として親しまれているこの糺の森には、雨上がりにも関わらず散策する方もあった。夏に来て魅せられて、再度晩秋に来てみたが、一番いい色合いだったのかもしれない。 描き終えて : 年明けには、もう一度真冬の糺の森を観てみたいと思った。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で大原に来た。午前中は、西の寂光院の方から、三千院側を向いて描いてみた。午後は、東の三千院の方から逆に寂光院方面を望んでみた。こちらからは、この時期木々が生い茂っているので、集落が余り見えなかったが、ここでも実りの秋を少し強調しすぎたようだ。以前とあまり変わっていないのどかな風景に魅せられて、涼しい風もあって気持ちよかった。結局、心配した空模様は一日何とか降らずにラッキーだった。我々の天敵は雨なので、最高な日になった。 描き終えて : 久しぶりの大原で有意義な時間を過ごすことが出来た。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で大原に来た。この時期に来るのは初めてのような気がして、バスの車窓からの景色に胸が躍った。天候は、いつ降ってもおかしくないようなので、早速バス停から西に寂光院の方へ歩き、高野川を渡り少し南に行ったところから、三千院の方面を望むことにした。実りの秋の稲穂が残っていてついつい嬉しくなり、全体を黄色い絨毯を敷き詰めてしまったが、少し強調しすぎたようだ。風景との出会いは、いつも「一期一会」だと思っているが、郷愁を誘われほっこりした気分になった。気持ちのいいこの景色、昔から変わっていないように思う。 描き終えて : 自然一杯の原風景はいいものだと再認識させてもらった。
この日は、友人と一度描いてみたかった「下鴨神社 糺の森」に行った。午前中大き目の紙で一枚描いて休憩し、午後も引き続き糺の森に戻ってきた。今度は、反対の北側から同じ道を見通して描いてみた。天候も変わらず、木漏れ日もあり、大きな緑の森の中で描く心地よさは最高。風景の色合いとしては余り変化はなかったが、こちらは右側の神社の鳥居などが見えて雰囲気は少し違った感じだった。一日を通してゆったりした気分で広い道に陣どって描くことが出来た。この日は、御手洗祭(みたらしさい)が行われていて、御手洗池の湧き水に足を膝まで浸して、献灯して無病息災を祈るようで、人出が少しずつ増えてきていた。 描き終えて : 現場で最高の条件で何とか雰囲気を掴めてよかった。
この日は、友人と一度描いてみたかった「下鴨神社 糺の森」に行った。実は、少し前に友人が糺の森で100号を描く画家に出会ったのがきっかけで、この日もやはり現場で100号を描いておられたので、先生に構図などのアドバイスを受けて描くことにした。糺の森は、世界遺産の下鴨神社の境内に広がる広大な森で、高い原生林が生い茂り静寂と神聖な雰囲気に包まれた癒しの空間スポッである。広さはおよそ124,000平方メートル、東京ドームの約3倍である。午前中は、約300~400mの見通しの効く散歩道にもなっている道で南側から描いてみた。森が作る木漏れ日のトンネルのようで、幅広い道には参拝者は少なく風もあって暑さもましだったので、気持ちよく描くことが出来た。 描き終えて : やっと念願の糺の森に出会えて満足した。
この日は、絵游会の祇園祭後祭スケッチ。午前中は大船鉾を描き、午後は四条通から新町通を上がって南観音山に来てみた。これまでは近くに寄って描いていたが、今回は少し離れた位置から山鉾が見える風景にしてみた。やはりここでも人や車が多くて思うようにいかないが、根気よく描くことにした。天気は大丈夫だったので、何とか仕上げることが出来た。この後、約200年ぶりに復活した「鷹山」を描こうと行ってみたが、あいにく雨がパラついてきたので、今年はあきらめることにした。 描き終えて : 3年ぶりの祇園祭に、二日間で5枚描くことが出来て満足した。
この日は、絵游会の祇園祭後祭スケッチ。日程を調整して来てみた。後祭は、前祭に比べ半数以下の11基の山鉾である。最初はお目当ての大船鉾にしたが、この日からは宵山で沢山の人出だった。大船鉾本体は提灯で殆ど隠れるので、雰囲気を出すのに苦労した。前祭でもお会いした奈良の竹居さんにこの日もお会いできて、素晴らしいスケッチを観せていただいた。時間を掛けても根気よく描くしかなかったが、祇園祭は本当に華やかで最高。描いていると、声を掛けていただく方が多くて嬉しくなりました。 描き終えて : 汗ばむ中でのスケッチですが、3年ぶりの後祭を大いに楽しみました。
この日は、絵游会の祇園祭前祭スケッチ。午後は、人出も多くなり少し雨もパラついてきたので、帰路に着くことにしたが、散策しながらもう一枚描きたなあと考えた。そこで、どの山鉾にするか迷った末に、やはり巡行の先頭を務める長刀鉾にした。四条通もこのあたりは、歩道も広く整備され、アーケードもあるため雨になっても安心。ゆっくりと時間をかけることにしたが、通過交通と歩行人に妨げられ根気良く描くしかなかった。 描き終えて : 祇園祭前祭でなんとか3枚描くことが出来て、気持ちよくなって帰路に着いた。
この日は、絵游会の祇園祭前祭スケッチ。午前10時過ぎから、まず最初に新町通で組立中の船鉾あたりを描いた後、午前中もう一枚欲張って室町通に移動して菊水鉾あたりを描くことにした。既に鉾建ても終わり、前後に提灯も飾られていた。鉾の本体を描くことは出来なかったが、賑わっている周辺の雰囲気を描きとめることにした。このあたりも人気のあるところなので、人出が多かった。スケッチするには厳しい条件だが、待ちに待った3年ぶりの実施なので、祇園祭の醍醐味を味わいながら楽しんで描くことにした。 描き終えて : 祇園祭になると京都に夏が来たという風情を久しぶりに感じた。
この日は、絵游会の祇園祭スケッチで、四条烏丸交差点に皆で集合した。3年ぶりの実施となった前祭の山鉾建ての時期に来てみた。戻り梅雨的な不安定な天候は大丈夫で、早速新町通の船鉾あたりで描くことにした。デッサンを始めるとどんどんと組立が進み、ゆっくりとしていられなかった。奥に見えているのは、岩戸山である。コロナが増えてきているにも関わらず、3ぶりとあって以前と変わらないような人出で賑わっていた。今回も、ひまつぶしさんにも参加していただき皆と楽しく描くことが出来た。 描き終えて : 祇園祭スケッチは、十数年になるが、今でも思うように描けないものだ。
この日は、絵游会のスケッチ会で京阪電車清水五条駅に集合し、高瀬川沿いを描く企画。午後は、高瀬川を上がって高辻橋あたりで一枚描いた後、さらに上がって散策した。ここは、西石垣(さいせき)通で、正面に四条通に面して建つ東華菜館が見える。この通りは、四条通から木屋町通と合流するまでの狭くて短い通りだが、京都老舗懐石料理屋や居酒屋が軒を並べている。通りの南側の入口あたりから描くことにした。少しバランスの良くない感じになったが、京都の雰囲気が味わえる通りだった。この後、スマホで反省会のお店を検索し、自分たちにぴったりの和食の落ち着いた居酒屋にたどり着き、疲れを癒しながら美味しい料理とお酒に舌鼓を打った。 描き終えて : 高瀬川沿いの風景も京都らしさを感じさせてくれるところだった。
この日は、絵游会のスケッチ会で京阪電車清水五条駅に集合し、高瀬川沿いを描く企画。午前中は、旧五条楽園あたりで一枚描いた。昼食のランチは、スマホで検索すると近くにリーズナブルなお店があって美味しかった。午後は、高瀬川を上って高辻橋あたりまで来ると、新緑が眩しいトンネルのような川筋を見つけたので描くことにした。川面には置物のように、じっとしている「サギ」が立っていた。これまで高瀬川を主にして描くことが余りなかったので、新鮮に感じた。 描き終えて : 人出も徐々に増えてきて、このあたりも賑やかになっていた。
この日は、絵游会のスケッチ会で京阪電車清水五条駅に集合し、高瀬川沿いを描く企画。最初は、五条通りを少し下がった旧五条楽園を散策した。このあたりは、旧遊郭で往時の面影があちこちに残っていたが、今は営業はされていない。右側の建物は、築120年の伝統的な木造旅館を全面改装された宿泊施設。この通りの雰囲気がなんとなくいいなあと思って描いてみた。暑いくらいのいい天気でゆっくり描くことが出来た。今回も遠くから西岡さんやひまつぶしさんにも参加していただき楽しいスケッチ会になった。 描き終えて : 近くのお店の方とも色々とお話が出来てよかった。
この日は、先日来友人から「背割堤の桜見はよかった」という声を耳にしたので、遅まきながら行ってみた。ここは木津川に架かる御幸橋近くから観る背割堤の桜風景。背割堤のスケッチは、今年1月末の真冬に「さくらであい館」から俯瞰して描いたが、やはり桜の時期が似合う。このアングルには、もう一つの狙いがあって、正面の山の中腹に位置する「アサヒビール大山埼山荘美術館」の赤い屋根が小さいながらも見えるので、点景として入れたかった。手前が木津川河川敷で、川筋は少しだけ見ることが出来た。桜は盛りを過ぎていたので、「花咲かじいさん」になって満開にした。この場所まで自宅から淀川縁のサイクリングロードを30分くらい走ってきたが、「行きはよいよい」で、帰りは大変な向かい風で苦労した。 描き終えて : 想定していた構図で一応描くことが出来て納得した。
この日は、友人と冬の「八幡の背割堤」を上から観たいものだと思い出掛けた。この風景は、御幸橋のたもとにある「淀川三川合流域さくらであい館」のタワーからで、予想通りの素晴らしい眺めに出会えた。左に木津川、右に宇治川が見えるが、三川のもう一つの桂川は宇治川の向こう側になるため見ることができなかった。綺麗に川筋が見えて真ん中の背割堤は、冬色の何とも言えないいい感じの色合い。正面奥の山々は島本町あたり。円形の構造になっているこのタワーは、密閉されていないため真冬の冷たい風にさらされて大変だったが、気合を入れて7割方仕上げた。 描き終えて : もう少しすれば桜の開花とともに賑わう背割堤の風景を想像しながら後にした。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの描き初め会で京都東山界隈へ。午後は清水寺界隈で2枚描いたが、この絵は、遅れてくるメンバーを待っている間のほんの短時間を利用して産寧坂の上から描いたもの。この界隈も結構たくさんの観光客らで溢れていた。立ち描きで雰囲気だけを掴もうと描いてみたが、上手くはいかなった。 描き終えて : 早描きもたまにはいいなあと思った。着彩は帰ってからした。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの描き初め会で、京都東山界隈へ。午前中は、宮川町で描き、午後は、清水寺を遠望する風景を描きたくて子安塔近くに上がって描いた。一昨年の春に描いた構図に納得した後、参道を奥之院の方へ行ってみると、清水寺を斜めに望める場所を見つけたので、もう一枚描いてみた。木々の間から見える清水の舞台もいい感じだったが、この参道も参拝者や観光客が多かった。 描き終えて : 初めて描いたが、意外と良くて気に入った。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの描き初め会で、京都東山界隈へ。午前中は、宮川町の町家を描き、午後は清水寺を訪れた。界隈の参道はコロナ禍にもかかわらず大勢の人々で賑わっていた。冬色に染まった清水寺の舞台を描きたくて向かい側の子安塔の近くに上がってみると、期待していた風景が広がっていた。デッサンした後、すぐそばに防火設備の箱があり、立つとちょうどいい高さだったので、この上を画版代わりにして着彩した。天候も良く遠く北山あたりも望むことが出来ていい眺めだった。 描き終えて : 2020年の5月に同じ構図で描いたが、冬もまたいいものだった。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの描き初め会で、数年ぶりに宮川町に来てみた。最初に、宮川町の北側で描いた後、もう少し通りを下がってみると、情緒たっぷりの雰囲気だったので、もう一枚描くことにした。京都市内に、5花街あってそれぞれ提灯に絵柄があるが、絵の点景になっていいものだ。この場所も日陰になって寒かったが、風がないので何とか我慢できた。やっぱり京都の町屋はいいなあとつくづく感じる風景。この後、楽しみにしていた「ごはんや蜃氣楼」で暖を取りながらランチタイムにした。 描き終えて : 帰ってから確認したら、以前にもよく似た構図を選んでいた。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの描き初め会で、数年ぶりに宮川町に来てみた。京阪電車清水五条駅からスタートし散策しながら構図を探した。ここは、宮川町の北側の入口あたりで北を向いて描いてみた。左手の町家の玄関先の紅葉にまだ葉っぱが残っていて花を添えてくれた。小正月で週末の京都も賑わっていたが、この界隈は静かな感じで、穏やかな陽ざしの中で花街の風情を味わうことが出来た。 描き終えて : この時期日陰で描くと乾きが遅いが、なんとか8割程度着彩して空気感を掴んでおいた。
この日は、久しぶりに絵游会のスケッチで宇治に来てみた。仏徳山(大吉山)から平等院を俯瞰して描き、午後は宇治川沿いで一枚描いた後、欲張ってもう一枚塔の島から右岸を望んで描くことした。右上は午前中上った仏徳山あたり。時間帯が良く日差しが当たっていい風景だったが、あっという間に暮れてきて寒さも増してきたので、途中で引き上げて後日仕上げた。 描き終えて : 今年最後のスケッチだったが、絵游会のメンバーと原点に戻って描くことが出来てよかった。
この日は、久しぶりに絵游会のスケッチで宇治に来てみた。1枚目に、仏徳山(大吉山)から平等院を俯瞰する構図を描いた後、宇治駅前に戻り、函館市場の寿司で昼食にした。午後は、宇治川沿いで構図を探した。これは、下流を向いて塔の島に架かる橘橋あたりで、その向こうに宇治橋が見える風景。今年はコロナ禍の中、宇治川の鵜飼いは営業されたのかどうか分からないが、船が停泊していた。午前中時雨れた天候は戻ってきたが、冷たい川風をまともに受けながら着彩まで頑張ってみた。 描き終えて : 現場仕上げを基本にしているので、時間があれば着彩までするが、この時期は乾きも遅いので厳しい。
この日は、久しぶりに絵游会のスケッチで京阪電車宇治駅に集合。駅前の観光案内所で平等院が見える場所を聞くと、すぐ近くの仏徳山(大吉山)から望めるようなので早速上がってみた。頂上からは、宇治市内や遠くはを大坂方面まで俯瞰する素晴らしい眺望。手前が宇治川で右が橘橋、左が朝霧橋、平等院はその向こうに小さく見えた。デッサンして着彩し始めた頃に時雨れてきたので、一時中断したが概ね仕上げることが出来た。今回は友人の西岡さんにも遠くから参加していただきより有意義なものになった。 描き終えて : 絵游会が10年目を迎えたので、初回のスケッチ場所であった宇治で開催し、これからも楽しんで描くことを皆で確認出来た。
この日は、寺町のギャラリーへ行くついでに三条通り界隈を散策し、京都文化博物館あたりを描いた。2枚描いたが、雨が降り止まないので、同博物館の中でゆっくり休息させていただいた。 外を眺めると、前の高倉通りの町並が面白いな思い描いてみた。レトロな家屋を利用したお洒落なお店が並んでいた。右のお店の前に置かれていたオートバイや、店内の灯りがポイントになった 描き終えて : 工夫をすればどんな場所からでも描くことができて気に入った。
この日は、長い梅雨はまだまだ続いていたが、寺町のギャラリーへ行くついでに三条通り界隈を少し散策してみた。京都文化博物館あたりを小雨の中でなんとか一枚描いて、雨宿りを兼ねて同博物館で休憩することにした。これは中庭あたりで雨は降り続いていたが、見上げてみると素晴らしい構図だと思って描いたもの。迫力がありこの紙面では入らなかったが描きたいところだけにした。 描き終えて : 折角のレンガの色をもう少しワイン色を足すべきだったと後悔している。思えばこの日は誕生日だった。
この日は、長い梅雨はまだまだ続いていたが、寺町のギャラリーへ行くついでに三条通り界隈を少し散策してみた。友人も付き合ってくれた。ここは、京都文化博物館あたりで、三条通りから高倉通りを少し下がったところから、軒を探して描いてみた。同博物館が見える風景は絵になると思っているが、同博物館の上部が若干大きくなりすぎたと思っている。 描き終えて : このあたりはいつも来てもまた違った風景に出会えるので嬉しい。
この日は、友人と京阪電車出町柳駅まで行き、北へ高野川沿いを15分くらい歩き旧鐘紡京都工場跡で1枚描いた。午後は高野川縁を散策しながら出町柳に戻りつつ構図を探してみた。ここは御蔭橋あたり。左の橋のたもとに「下鴨茶寮」が見える。何気ない風景だが、高野川の流れに少し魅せられて描いてみた。不安定な天候だったので、案の定突然の雷雨に逢い最後まで仕上げることは出来なかった。 描き終えて : このあたりは初めてだったので、閑静な感じが気に入った。
ここの日は、友人と京阪電車出町柳駅まで行き、北へ15分くらい歩いた。ここは、旧鐘紡京都工場跡で、今も一部分が残されている。1907年竣工のレンガ造り。昭和50年に工場は閉鎖されたが、跡地は公団住宅になった。この建物は東大路高野第3団地の集会所として使われているもので、往時を忍ぶ雰囲気が残っていたので描いてみた。新緑が茂っていて見え隠れする構図で、デッサンが思うようにいかず、着彩も8割程度のところで雨になった。 描き終えて : 歴史を感じるレンガ造りの雰囲気を思うように表現出来なかった。
この日は、友人とコロナ禍の中、三密を避けて鴨川縁を散策しながらスケッチ。旧五条楽園で描いた後、再度鴨川の右岸に出て、最後に団栗橋あたりから下流の松原橋を望んで描いてみた。 このあたりは散策する人も増えてきて、夏の風物詩の一つである鴨川の床も設置されて風情を感じた。心地よい川風に吹かれながら描くことが出来たが、早く新型コロナが収束して以前の情緒豊かな鴨川畔に戻ることを願いつつ帰路に着いた。 描き終えて : この日は、一日中天候に恵まれ、「三密回避スケッチ」は最高だった。
この日は、友人とコロナ禍の中、三密を避けて鴨川縁を散策しながらスケッチ。午前中は七条大橋あたりを2枚描き、午後は鴨川の西側を、七条通りから五条通りまで高瀬川沿いに北上し、町並を散策することにした。ここは、往時は遊郭街だったところで、この建物は、2011年まで花街として営業していた旧五条楽園を代表する、元お茶屋「本家 三友」。五条大橋から少し下がった高瀬川のすぐそばに位置し、今なお繁栄していた頃の雰囲気が色濃く残っていたので描いてみた。 描き終えて : 歴史を感じさせる建物だったので、描くことが出来て納得した。
この日は、友人とコロナ禍の中、三密を避けて鴨川縁を散策しながらスケッチ。最初に七条大橋を川下から描いた後、一つ北にある「正面橋」の真ん中あたりから七条大橋を眺めてみると、洒落た感じだったので、もう一枚描いてみた。中州にはまだ菜の花が沢山残っていて、遠くには東海道線の鉄橋や、はるか彼方に伏見桃山城まで小さく見えていた。何故かここからは洋風的な雰囲気があった。 描き終えて : 何気なく見つけた風景だったが、気に入った。
この日は、友人とコロナ禍の中、三密を避けて京阪電車で七条駅まで行き、鴨川縁を散策しながらスケッチすることにした。ここは七条大橋を川下から眺めた風景。この七条大橋は、5連の鉄筋コンクリートアーチ橋で、現在鴨川に架かる最古の橋。西詰の松明殿稲荷神社の朱色と菜の花が色を添えてくれた。暑いくらいのいい天気だが、春霞で空は薄らいだ色だった。 描き終えて : 今まで描いたことがなかったが、絵になるレトロな橋だった。
この日は、久しぶりに絵游会のスケッチ会。午後は、東高瀬川で、松本酒造あたりを描くことにし、2枚描いた後、もう少し時間があったので、新大手橋の上から川筋を入れて描いてみた。今まで描いていなかった構図だったが、川面の色も加わって一層華やいだ感じになった。 描き終えて : この日は、天候に恵まれ、酒蔵と花のある風景を描く一日になった。
この日は、久しぶりに絵游会のスケッチ会。午後は、東高瀬川あたりで、松本酒造を描くことにし、最初に新大手橋のたもとで描いた後、2枚目は対岸に渡り少し離れた構図で大き目の紙に描いてみた。やはり酒蔵と菜の花と空色の三色のコントラストはここからもいい感じだった。 描き終えて : 単純な構図になってしまったが、この時期の松本酒造は絵になると思った。
この日は、久しぶりに絵游会のスケッチ会。午後は、大手筋通りを西へ東高瀬川あたりに来てみた。ここには、松本酒造があり、これまで何度か描いている。新大手橋のたもとの小さなスペースに座り描いてみた。遠くに比叡山を望むことが出来、酒蔵と菜の花のコントラストが晴天に映えていい感じだった。 描き終えて : 松本酒造あたりを描くにはこの時期は最高だが、菜の花の表現も難しいものだ。
この日は、久しぶりに絵游会のスケッチ会。午前中は、伏見の酒蔵群を描くため月桂冠大倉記念館の裏手あたりに来てみた。川縁で1枚描いた後、昼食までにまだ時間があったので、少し場所を移動してもう1枚描いてみた。 描き終えて : 快晴の空の色に魅せられたが、なかなか上手く表現出来なかったと思う。
この日は、久しぶりに絵游会のスケッチ会。京阪電車の中書島駅に集合して伏見の酒蔵群を目指して散策開始。今春も桜の開花は早かったが、この日は快晴で最高の天気。ここは、月桂冠大倉記念館の裏手あたりで、見頃を迎えた桜と十石舟が行き交う川縁。まさに春爛漫。観光客で賑わう舟は、川風に吹かれて気持ちよさそうだった。 描き終えて : これまで桜の時期に描くことが少なかったが、この日は青空に映えて見応えがあった。
この日は、久しぶりに友人と京都に来てみた。「料理旅館 白梅」あたりから白川沿いを描いた後、3枚目は巽橋あたりに来て「辰巳大明神」からの構図にした。周りの桜は、まだ枝桜の状態なので、この時期にはあまり描いてなかったが、春間近の風情をたっぷり感じた。 描き終えて : この日は、快晴で最高の天候だったので、澄み切った青空を再認識した。
この日は、久しぶりに友人と京都に来てみた。ここは、祇園白川巽橋あたり。描いている場所は、白川筋から「料理旅館 白梅」の入口へ渡る橋の上。まだ営業前なので勝手に場所をお借りして描いものだが、初めて描いてみて素晴らしい構図だとつくづく感じだ。正面奥が巽橋で、左には白梅がちらほら咲きかけている。川の中に置物のように一羽のアオサギがじっとして見つめていたので、描いてあげることにした。 描き終えて : 早くこの祇園界隈も賑わいが戻って情緒あふれる雰囲気になってほしいと実感した。
この日は、久しぶりに友人と京都に来てみた。これは、四条南座あたりで人出はほどほどにあり、天気も良く春近い雰囲気を感じた。本来なら12月に招きの上がった南座の方が絵になるが、この時期は初めて。どうしても細部までデッサンしなければならず、なかなか大変。着彩も現場で8割程度付けてみたが手こずった。 描き終えて : 素晴らしい建物なので、いつも描きたいと思いながらも気合をいれなければ描けない感じがする。
この日は、緊急事態宣言が出ている中、友人と描き初めに出かけ、午前中は、東福寺界隈で描き、午後は清水寺界隈まで来てみた。清水坂でテレビでよく見かける構図を描いた後、寒くなってきたが、二年坂の方へ下り、もう1枚八坂の塔を望む風景を選んだ。塔に近づいて描いたので迫力に圧倒されてしまった。慣れていないわけではないが、この構図は難しいものだ。午後3時を回ると結構人出もあって、寒さも増してきたので帰路に着いた。いつもならどこかで講評会を兼ねて一杯やるのだが、自粛せざるを得ないのが残念。 描き終えて : コロナ禍の中、今後も慎重に感染予防対策をしたうえで描いていきたい。
この日は、緊急事態宣言が出ている中、友人と描き初めに出かけた。午前中は、東福寺界隈で描き、午後は東福寺から徒歩で清水寺界隈まで来てみた。やはり人出は少ないが、私たちも三密を避けて構図を考えた。ここは清水坂、コロナ禍になってから、テレビでよく清水寺界隈の人出を映し出されているのを目にするところで、左手前を下がれば産寧坂である。真っすぐここを上がると清水寺で、三重塔が見えている。いつもなら両側のお店が賑わっている町並だが、今は閑散とした風景になっていた。 描き終えて : モチーフが細かく手間取ったが、友人の描きたい構図はよかった。
この日は、緊急事態宣言が出ている中、描き初めをしたくて友人と三密にならないように東福寺界隈に来てみた。ここは、臥雲橋(がうんきょう)という橋の上から見た通天橋あたり。この下は境内を東西に横切るように洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷があり一筋の川が流れている。紅葉の時期は大変賑わって観光客で溢れているところだが、今は、コロナ禍の中で人出も少なく静まり返っている。天候に恵まれて風もなく有難い条件の中で描くことが出来た。 描き終えて : 紅葉の時期もいいが、枯れた閑静な雰囲気の風景もまたいいものだった。
この日は、友人と岡島さんの個展に行く前に少し時間があったので、鴨川畔を散策しながら秋を感じた。3枚目は、四条大橋を望んで描いてみた。右手の東華菜館、左手に南座やレストラン菊水などレトロな建物が見える風景。ここでも鴨川畔に座り込んだ。ここからは、いつ来てもまた違った雰囲気の風景に出会えるので描きたくなる。 描き終えて : 三条、四条間のこのエリアは実にいい風景。これも帰ってから着彩したもの。
この日は、友人と岡島さんの個展に行く前に少し時間があったので、鴨川畔を散策しながら秋を感じた。四条大橋あたりから1枚描いた後、鴨川を北上し、先斗町歌舞練場が見えてきたので、2枚目を川縁に座り込んで描くことにした。心地よい風にあたりながら絵になる三条大橋あたりを望んだ。今までにもよく描いてきた構図だが、好きな風景の一つ。 描き終えて : 四季折々京都に来たらついつい描きたくなるところ。これも帰ってから着彩した。
この日は、友人と岡島さんの個展に行く前に少し時間があったので、鴨川畔を散策しながら秋を感じた。この絵は、四条大橋あたりから三条大橋、北山あたりを望んで描いてみたが、鴨川の名物「床」も片づけられてすっきりしていた。京都市内の中で特に好きなエリアの一つで、汗ばむほど天気が良くなってきて川面に映り込んだ空の色に魅せられた。 描き終えて : F4で立ち描きしたものなので、着彩は帰ってからした。
この日は、私が担当した悠彩会の嵐山スケッチ会。今秋は朝夕の冷え込みが早まったので、結構色づいていた。午前10時阪急嵐山に集合したが、土曜日で天候は快晴、そのうえGOTOトラベル、GOTOミートで観光客の人出はすごかった。本来の散策コースはあきらめて、昨年夏に描いた渡月橋を遠望するところへまた行ってみた。ここからは、渡月橋の上あたりが紅葉していて絵になった。 描き終えて : 散策しながらの紅葉見物は楽しいが、絵にするのはなかなか難しいものだ。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。午前中は、西陣の船岡温泉街で描き、午後は出町柳まで戻ってきた。川原に降りて賀茂川に架かる出町橋あたりを描いた後、もう一つ葵橋まで上がって、出雲路橋、北山方面を望んで描いてみた。夕暮れが近づき全体の色合いが気に入った。 描き終えて : あえて橋の真ん中からデッサンしたが、帰ってから仕上げた。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。3年ぶりの上賀茂神社界隈で、以前にも描いたが、ここは社家町あたり。神主さんなどの神職の住宅の集まるところで、上賀茂神社の社家町は、特にまとまって残っているので国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されいる。左側を流れる明神川に架かる土橋や土塀や庭の緑を入れてこの構図で描いてみた。 描き終えて : 単純な構図なので、逆に難しい。少し道路の面積が広くなったなあと反省。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。午前中は、北区紫野船岡温泉街で描いたが、午後は、出町柳あたりまで戻ってきた。ここは、賀茂川と高野川が合流するところで、賀茂大橋の下から北山、出町橋あたりを望んだ。鴨川デルタ地帯は、出町飛び石もあり週末とあって賑わっていた。橋の下は、気持ちのいい川風が通り抜け、爽やかな気分で描くことが出来た。 描き終えて : ここでももう少し大きめの紙に、右側に続く高野川に架かる河合橋まで描くべきだったと反省。
この日は、ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会で初めて北区紫野船岡温泉街に来てみた。同温泉街の中の船岡温泉は、船岡山の南に位置し、創業大正12年、文化庁の登録有形文化財にも指定された由緒ある唐破風造の建物。入って観ていないのだが、内装は、レトロなマジョリカタイルから始まり全てが芸術的で素晴らしいようだ。京都の銭湯のみならず、日本を代表する銭湯と言っても過言ではないようだ。外観も大きな石積みで囲われていて凄いものだった。とにかく圧倒された。 描き終えて : もう少し大きめの紙に周辺まで描くべきだったと反省。
8月25日~30日まで、京都中京区寺町通のギャラリーヒルゲートで10回目の個展を開催したが、コロナ禍と非常に厳しい残暑の中で何とか終えることが出来た。ご来場いただいた皆様には心から感謝申し上げます。この絵は、期間中ギャラリーに向かう道すがら、三条大橋の下と上から鴨川の風景をモレスキンの水彩アルバムを見開きにして描いてみた。しかし、差すような暑さなので早々に切り上げた。三条大橋から四条大橋のこの間はいい眺めで大好きだ。 描き終えて : この場所は四季折々色あいを楽しむことが出来るので最高。
この日は、悠彩会のスケッチ会が、京都東山界隈で開催された。最初に八坂の塔の見える風景を描いた後、八坂の塔を越して二年坂を目指して八坂通を東に上がった。するとちょうど文の助茶屋あたりまで来た時、色あい的にも描きたい風景に出会ったので、次はここにした。しかし、昼前になり日差しが厳しく熱中症が心配になったので、8割くらいまで着彩してやめることにした。 描き終えて : この通りの上からは八坂の塔が見えるが、下からは初めてで新鮮に感じた。
この日は、悠彩会のスケッチ会が京都東山界隈で開催された。集合は八坂神社西楼門下。四条通りを東へ突き当たった朱色のランドマーク的なおなじみの門。私は5月からこのあたりのスケッチは6度目になったが、久しぶりに八坂の塔あたりを描こうと決めていたので、少し見上げるような構図にした。観光客はやはり増えてきて賑わっていたが、午前中で日影もあり、この時期は初めてだったのでよかった。 描き終えて : 今年は祇園祭も無くなり残念だったが、東山界隈でたくさん描くことが出来て納得した。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの3か月ぶりのスケッチ会で、またまた祇園界隈に来てみた。午前中西松竹小路で2枚描いた後、もう少し時間があったので、花見小路通りから東の初音小路という短い通りを速描きしてみた。遠くに東山が見える構図で以前からも気に入っている風景。殆ど人通りにも邪魔されずにゆったり描くことが出来た。赤い提灯がポイントになりいいものだ。 描き終えて : コロナ禍で昔の京都の雰囲気が戻ってきたようにも思われ変な感じもする。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの3か月ぶりのスケッチ会で、またまた祇園界隈に来てみた。西松竹小路で1枚描いた後、この通りをもっと前に進んで、見上げるような構図で再度描いてみた。迫力はここからの方があっていいかなと思った。今は外国からの観光客も殆ど見かけないので、スケッチには最高。 描き終えて : いつ来ても本当にいい町並だなあとついつい惚れてしまう。
この日は、絵游会4か月ぶりのスケッチ会。午後は鴨川界隈に来てみた。小雨をしのいで四条大橋の下から1枚描いた後、もう1枚欲張って描くことにした。ちょうど四条と三条の中間あたりから今度は四条大橋方面を望んだ。ここからの構図も好きな風景の一つ。橋のスペースが多くなり折角の鴨川の屋並が少なくなってしまった感じがする。 描き終えて : 町並、川、橋、道などモチーフが一杯なので、絵になる構図だと思う。
この日は、絵游会4か月ぶりのスケッチ会。午前中は祇園界隈で描いて午後は鴨川界隈に来てみた。小雨がパラついてきたので、四条大橋の下に入って描くことにした。これまでにも何度となく三条や四条大橋の下で描かせていただき感謝している。私はこの三条から四条の間のこの風景が大好きで、この時期夏の風物詩の床も出ていていい感じだった。遠くから来られた西岡路子さんはここまでご一緒した。お疲れさまでした。 描き終えて : 気持ちのいい川風に吹かれて最高だった。
この日は、絵游会4か月ぶりのスケッチ会。午前中は祇園界隈で描くことにした。花見小路通から東に入った松竹小路と西松竹小路の狭い通りを描いた後、もう1枚一力茶屋あたりから南を向いて花見小路通を描くことにした。いつもならこんな風に見通すことはありえないことなのだが、コロナ禍で今の時期しか描けない町屋のいい構図だった。 描き終えて : 県をまたいで行くことの自粛中に来てみたが、今までにない構図を描けたことは有難かった。
この日は、絵游会4か月ぶりのスケッチ会。午前中は祇園界隈で描くことにした。、最初に花見小路通から東に2本入った松竹小路で一枚描き、二枚目は、1本西の西松竹小路に戻って描くことにした。花見小路通から離れると人通りも少ない。ここは6年前のちょうど今頃に描いたことを覚えているが、今回はまた違った感じに仕上がったように思う。祇園の中では、雰囲気のある好きな風景の一つである。 描き終えて : 一枚目よりこちらの方がよかったと思っている。構図のせいかもしれないが。
この日は、絵游会4か月ぶりのスケッチ会。2月にお世話になった西岡路子さんも遠くから参加していただいた。午前中は祇園界隈で描くことにした。ここは、花見小路通りから東に入った2本目の松竹小路。祇園にも人出は徐々に戻ってきて、賑わいを感じた。心配していた天候は晴れ間ものぞいて暑いくらいになった。路地のような通りで両側の町家が迫る感じなので、全体的に大きくなってしまった。 描き終えて : 人通りも少なく、ゆっくり描くことができたが、納得いかなった。
この日もまた友人と京都に来てみた。最初に、八坂神社の西楼門あたりで描き、次は東山に向かった。ここは石塀小路あたりで、町屋の石垣が石塀のように見えるところからそう呼ばれているようだ。明治末期から大正初期はお茶屋の貸家が軒を連ねていたそうだが、現在は旅館や料亭、喫茶店などが立ち並び、祇園の奥座敷の位置づけになっている。京都らしい風情を十分に感じることができる素晴らしい町並。ちょうど昼になり、右手の「石塀小路 豆ちゃ」でいただいたが、リーズナブルで美味しかったうえに、高級感がありいい雰囲気だった。 描き終えて : いくぶん道幅が広くなったが、着彩したらなんとか絵になったのでホットした。
この日もまた友人と京都に来てみた。5月1日に比べると人も車も多くなっていたが、四条通りのアーケードの人通りはまだまだ少なかった。東山に向けて歩き出し、八坂神社の西楼門まで来ると、今まで描いていない少し見上げるような構図だったので、思い切って描いてみた。両脇のつつじが満開を迎え余計にカラフルになり、全体的に何故か昔懐かしい写生会の絵のような感じになってしまった。 描き終えて : 西楼門の鮮やかさに魅せられてデッサンも苦戦した。
この日は、友人に誘われて京都に来た。午前中は東山界隈で描き、午後は祇園界隈に戻り一力茶屋あたりで描いた後、すぐ横の東を向いた小路をもう1枚描いてみた。今まで描いてない構図だったので、新鮮に感じた。この日は、本当に人通りが少なかったが、絵を描く者にとっては有難かった。 描き終えて : 友人と思いきって来てみたが、いい経験が出来たと満足した。
この日は、友人に誘われて京都に来た。午前中は東山界隈で描いたが、午後は祇園界隈に戻ってきた。四条通りの南、花見小路通の角に一力茶屋があるが、このあたりも人通りは少なく、これまでこんな風景は記憶になかった。いつもなら人出と車で描きづらい場所だが、一力が入る構図でゆっくり描くことが出来た。 描き終えて : 静か過ぎる風景も何故か変な感じがして、また華やいだ祇園が戻って来ることを願った。
この日は、友人に誘われて京都に来た。午前中、東山界隈を散策し産寧坂で描いた後、2枚目は清水寺を遠望して描いてみた。しかし、左側にある三重塔まで入らなかったので、もう1枚描いてみた。目線を1枚目より少し上に取ったので、バランスもよく構図としてはこちらの方がいいかなと思った。気温が上ってきて目に汗がしみてきた。 描き終えて : 朱色の三重塔が入るとポイントになった。
この日は、友人に誘われて京都に来てみた。午前中東山界隈、産寧坂あたりで1枚描き、次は産寧坂の瓢箪屋のご主人のお勧めもあり清水寺まで足を延ばした。2017年から始まった本堂の屋根の葺き替え工事が、ちょうど今春完成したばかりなので、南側の子安塔あたりまで上って「清水の舞台」を眺めてみた。新緑に映える最高の風景があって、こんな時期に、こんなにゆっくり描けることはないだろうと思った。 描き終えて : 天気も良く最高の条件で申し分なかった。
この日は、友人に誘われて京都に来てみた。午前10時、京阪祇園四条駅で下車し、四条通りを八坂神社方面に歩き出したが、歩行者は少なかった。東山清水寺を目指して散策しながら、産寧坂あたりまで来たが、ここでも観光客などは少ないものだった。坂の下の右手の「瓢箪屋」のご主人と話が出来て色々と大変お世話になったが、この静けさは、昭和39年の東京オリンピック以来だと言っておられた。そんな訳で、いつもならこんな風景は描くことはできないが、天気も良くゆっくり描くことが出来た。 描き終えて : 静かで見通しも良かったが、逆に変な雰囲気のスケッチだった。
絵游会の定例スケッチ会で、久しぶりの大原。残念ながら到着後から断続的に雨や雪になったが、午後に2枚描いた後、折角だから帰りのバスを午後5時前と決めてもう1枚描くことにした。これは、大原のバス停から程近い寂光院方面への道に高野川を渡る橋があり、その上から北の方を向いて描いてもの。時雨れて山の色もいい感じだったが、天候は長続きせずここでもゆっくり描くことが出来なかった。 描き終えて : こんな天候の大原は初めてだったが、これもまた大原なんだと納得しながら帰路に着いた。
絵游会の定例スケッチ会で、久しぶりの大原。残念ながら到着後から断続的に雨や雪になった。そんな天候の中で、午後1枚描いた後、今度は広い原風景を求めて遠くに比叡山を望む構図にした。しかし、吹きさらしで風も強く、周りには雨宿りの場所もなくじっと止むのを待つだけだった。仲間の一人が付き合ってくれたのが嬉しかった。冬枯れた色あいもいいものだが、着彩は難しい。 描き終えて : 何度か描く構図でもデッサンも着彩もなかなかうまくいかないが、楽しいものだ。
絵游会の定例スケッチ会で、久しぶりの大原。残念ながら到着後から雨から雪になり、昨年より47日遅い初雪だったようだ。午前中は散策しただけになり、観光客も少なかった。午後になって晴れ間も見えてきたので、描き始めたが、またまた断続的に雨になったり雪になったりを繰り返す天候。気温は4℃、指先が冷たくて震えながら現場で8割程度なんとか着彩出来たが、紙面に水滴跡が残った。写真を撮る者もいないひっそりとした大原で、仲間7人よく頑張ったなあと思う。 描き終えて : 何度か訪れている風景との出会でもいつも新鮮に感じられるなあとつくづく思った。
この日は、「東山魁夷のスケッチ展がよかった」という声をあちこちから聞いたので、友人とアサヒビール大山崎山荘美術館へ。9月から前期後期と2回に分けて開催されていたようで、訪れた日は、幸いにも閉幕の2日前だった。淡いパステル調の色あいが素晴らしく、風景の切り取り方も大いに参考になり感動した。同美術館を出て振り帰ると紅葉に包まれた山荘がいい感じだったので描いてみた。 描き終えて : 画集を買って帰ったが、40年前くらいに東山魁夷の全集を3冊買っていたことがわかり、これから再認識してあのような色合いに挑戦したいと思った。
この日は、友人たちと久しぶりに美山町へ。ここ北集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区の「美山かやぶきの里」。雲一つない秋晴れで最高。早速少し離れた田んぼの畔から描きかけたが、山肌もちょうどいい感じに色づき、木々も集落全体が秋の陽を受けて光輝いていた。慣れた町並の風景と違い、深まる秋色の原風景には時間がかかった。 描き終えて : 北集落の風景に感動したが、秋色の表現はつくづく難しいと感じた。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会、午前中南禅寺界隈で5枚デッサンし、昼食後は、ひまつぶしさんと「もう一枚描きましょう」ということで、与堂さんが好きで描かれていた東姉小路町あたりを描くことにした。雰囲気のある「民宿古梅川」が右後ろにある風情のある町並。ひまつぶしさんは右側に座って描かれていた。 描き終えて : 好きな構図で気持ちよく描くことが出来た。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会で、南禅寺界隈に来てみた。 水路閣あたりで3枚描いた後、南禅寺三門を横から1枚描き、最後は山門を正面から描くことにした。メンバーの方々が既に数人おられたので、一番後ろから遠目の構図にしたが、左右の深い木々に囲まれた風景もいいかなと感じた。はっきりデッサン出来ていないが、右手に高さ6メートルもある石灯籠があり、大きさでは東洋一と言われている。 描き終えて : 昼食まで南禅寺で5枚デッサン出来たが、着彩出来なかったのは残念だった。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会で、南禅寺界隈に来てみた。 境内に架かっている水路閣を入れて3枚描いた後、南禅寺三門あたりに来てみた。別名「天下竜門」と呼ばれ、日本三大門の一つ、高さ22メートル。正面から描こうかと思ったが、山門の横を通って行くと、左奥に正面入口あたりが見えて構図が面白い。山門自体は木々に隠れて殆ど見えなかったが、気に入って描いてみた。 描き終えて : この場所は道が広いので、通行の妨げにならず、ゆっくり描けた。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会で、南禅寺界隈を描こうというもの。 境内に架かっている水路閣を入れて2枚描き、水路閣はもうやめようかと思ったが、ひまつぶしさんが描かれていた構図でもう1枚描くことにした。この通路と直角にあたる道路の端っこから描こうと思ったら、係員に通行の妨げになると言われ、仕方なく水が流れていない側溝に入って描くことにした。ここからは水路閣が木々に見え隠れして輪郭がはっきりしないが、秋の陽ざしを浴びた木々が輝いていた。 描き終えて : 水路閣を3枚描いたが、南禅寺の和の雰囲気に上手く溶け込んでいるように感じた。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。南禅寺界隈を描こうというもので久しぶりに来てみた。 最初に境内に架かっている水路閣を入れて1枚描き、引き続き振り向いて反対側を描いてみた。水路閣は、全長93.2m、高さ9mあり、レンガ・花崗岩造り。ここからは、水路閣が高々とそびえる構図になったが、太陽が木々を通して光っていて、木漏れ日もあり、明るい絵になった。 描き終えて : ある程度きちっとデッサンしながら、それなりに絵にしなければならないと思った。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。南禅寺界隈を描こうというもので久しぶりに来てみた。南禅寺境内では、事前に絵を描くことの申請が必要で、残念ながら着彩が許されない。秋晴れで最高。まずは境内に架かっている水路閣をポイントにして描くことにした。水路閣とは、1888(明治21年)年に作られたアーチ型橋脚の琵琶湖疎水の水道橋。まだ木々が青々していて葉っぱが太陽の光を通して輝いていた。レンガ造りの水路閣の端っこを少し入れて構図を考えた。 描き終えて : 水路閣をどれくらい入れてどの角度から描くかなど構図選びが難しい。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。午前中は、叡山電鉄の終点鞍馬駅前あたりで描き、昼食後は二ノ瀬まで2駅戻ってみた。山深い雰囲気の高台にある無人駅で向かい側は山が迫り、すぐ下は鞍馬川が流れて絵になる風景。集落内に降りて散策してみたが、茅葺屋根も少なくなり、以前のようなイメージではなかったので、駅に戻ってホームから見える俯瞰的な構図を描くことにした。 描き終えて : 鞍馬に来れば涼しいかなと思ったが、蒸し暑さも加わってギブアップ。この日は2枚だけ。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。久しぶりに鞍馬に来てみた。京阪電鉄出町柳駅から叡山電鉄鞍馬線に乗り換えて鞍馬駅まで。一つ手前の貴船口を出て鞍馬までの間の杉木立には、昨年の台風による爪痕がまだ残り、なぎ倒されている状態を目にして凄さを感じた。この絵の左奥が鞍馬駅。ここからは鞍馬寺の山門も望めて三叉路の構図が面白いと感じた。午前中から厳しい暑さだったが、座ったところが木々の木陰で、またすぐ横から鞍馬川に流れ出る小川のせせらぎも聞こえてきて気分良かった。 描き終えて : 大き目の紙にワイドにレイアウトしてみたが、着彩に結構手間取り疲れた。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会で、祇園界隈へ。午前中巽橋界隈で描いた後、この日は最高気温38.6度になったので、午後はどうするか思案した。そこで、鴨川畔なら涼しいだろうと四条大橋の下に来てみると、幸い風が通っていたので描くことにした。三条大橋を望むと、右側に百日紅を見つけ白とピンクの色合いに魅せられて、そこにポイントを合わせてみた。夏空に映えていい感じの風景。四条大橋から三条大橋の間は今までにも描いているが、いつ来ても新しい風景に出会えるように思う。 描き終えて : 昨年の水害で一部決壊した鴨川の堤も改修され、元の風景に戻っていたので、納得して描くことが出来た。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会で、祇園界隈へ。午前中、巽橋あたりを一枚描き、もう一枚今度は巽橋側から「辰巳大明神」あたりを描いてみた。同大明神には、「巽橋に狸が住んでいて、しばしば芸妓がだまされて川の中を渡ったことから、難儀した人々が悪戯をしない約束をし、祠に祭ったところ悪戯はなくなった」という伝承もあるようだ。現在は、芸妓や舞妓の伎芸上達の神となり、祇園の人々に崇敬されている。左側は白川筋。同大明神や巽橋周辺は、四季折々祇園の風情が感じられて絵になる構図でもある。生い茂った木々は緑のトンネルのようにも見えた。 描き終えて : 辰巳大明神の右の新橋通りは描けなかったが、弁柄格子の町家が続くこちらも素晴らしい町並。大き目の紙にレイアウトすべきだったと反省。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。今回は私が担当し、祇園、東山区界隈を描くことにした。 午前中は、祇園界隈を散策し、祇園新橋、巽橋あたりに来てみた。今年初めの巽橋の架け替え工事は終わり真新しくなっていたので、斜め前の「辰巳大明神」の木陰に入り描くことにした。この日は京都の最高気温は39度の予報。日陰に居ても厳しい暑さのため水分補給が欠かせないスケッチになった。 描き終えて : 冬の季節と違い、周囲の桜の木が生い茂り、橋のたもとの風情のある町家が隠れてしまい、その雰囲気を上手く表現することができなかった。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。午前中は、嵯峨野で一枚描き、午後は嵐山界隈に来てみた。やはり渡月橋と背後の山々の夏色を描きたくて、これまで描いていない構図を探してみた。そこで桂川左岸を道沿いに下ってみて、はるか遠くに渡月橋を望む川原に降りてみた。ここからは桂川が左に蛇行し、いい眺め。イメージしていた風景には出会ったが、出来栄えは今一つといった感じになった。しかし、納得することにした。 描き終えて : この日は午後も暑く熱中症すれすれの体調で描いていたが、なんとか描き上げることが出来てホッとした。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。今年は4月に続いて2度目。すっかり夏色に染まった嵯峨野風景を散策しながら、落柿舎あたりまで来た。この草庵「落柿舎」は、松尾芭蕉の弟子・向井去来の別荘として使用していた場所であり、名前のとおり庵の周囲の柿が一夜にしてすべて落ちたことによる。 梅雨明け間近だったが、うだるような暑さに悩まされ、少し大き目の水彩紙がクニャクニャになるくらいの湿度。汗がしたたり眼に入る中、なんとか仕上げた。遠くには比叡山あたりが見えていた。ここ嵐山・嵯峨野界隈も日本人より外国人観光客の方が多いように感じた。 描き終えて : とにかく暑くこの時期の野外スケッチは、体力勝負の戦いだ。
この日は、絵游会のスケッチ会で、祇園祭の後祭に。午後は、四条通から新町通を上がり北観音山あたりで一枚描い後、もう一枚描こうかと迷っていた。天気予報や雨雲レーダーでは3時過ぎに雷雨のようだ。降るまで今度は北観音山を北側から早描きしていたが、早目に降り出したので、着彩は途中になった。幸いにも近くの北観音山のテントに入れてもらい一時間余り雨宿り。膝から下がずぶ濡れになったが、栃木・日光から来られたご家族と談笑することも出来て、ある意味有意義な時間を過ごせた。遠くに南観音山が見えていた。 描き終えて : 残念ながら仕上げることはできなかったが、北観音山だけは現場で着彩出来た。これで今年の私の中での祇園祭は終わった。
この日は、絵游会のスケッチ会で、祇園祭の後祭に。午前中は大船鉾あたりで描き、午後は四条通から新町通を北に上がり北観音山あたりに来てみた。ここは、前の東西の蛸薬師通は車が通行するが、新町通は通行止めなので、安心して北を向いて描いてみた。ここでも遠目に周辺を入れてみた。やはり午後になり人出が増え思うようには描けなかったが、知人にもたくさん出会い、スケッチ談義もさせていただいた。ある女性からは、「あなたの絵には切なさを感じる」と言われ、自分ではわからないがそうなのかなと思った。 描き終えて : 前後に提灯がある山鉾はデッサンに手こずり、少し北観音山の高さが寸足らずになってしまい、残念だった。
この日は、絵游会のスケッチ会で、祇園祭の後祭に。前祭と違い梅雨明け間近で京都独特な蒸し暑さ。京阪電車祇園四条駅から歩いて四条烏丸あたりへ。何度か描いているが、最初は大船鉾あたりへ。新町通りを南に入ってすぐのところに位置しているが、宵山で前後に提灯があり、立派な鉾は殆ど見えない。今回も少し離れて周囲を描き込むことにした。しかし、配送の車などが目の前に来てゆっくり描けない状態だった。人出も徐々に増えて見え隠れする風景になったが、なんとか仕上げてみた。 描き終えて : 今年も祇園祭の前祭と後祭に来ることが出来て本当によかったなあと納得した。
この日は、絵游会のスケッチ会で、祇園祭の前祭に。午後は、四条烏丸交差点で一枚描いた後、やっぱり疲れてきて熱中症のこともふと脳裏をかすめだしたが、もう一枚描きたいので「気合」を入れ直して、今度は同じ交差点の北詰で東を向いた。左右の銀行の建物の正面の意匠が気に入り、そこに焦点をあててみた。人出は半端ではないが、想えば5年前の夏、東京銀座4丁目の交差点で、緊張しながら初めて描いた時に少しだけ度胸がついたので描いてみた。東京の人は殆どのぞき込んで来なかったと記憶しているが、関西の人は一言声を掛けてくれたりするので、私なんかは嬉しくなる方だ。遠くに長刀鉾が見えていたが、曳き初めで動き出した。長い「真木(しんぎ)」が左右に揺れていた。 描き終えて : 描いていると様々な出会いがあって、スケッチっていいなあとまた自己満足した。
この日は、絵游会のスケッチ会で、祇園祭の前祭に。午前中、月鉾、鶏鉾あたりを描いた後、まだ雨の心配もないので、午後は、四条烏丸交差点で遠目に鉾を望んで描くことにした。この構図は、昨年与堂(今年1月亡くなられた)さんが描かれた風景で、いい構図だなと思っていたので、今年はどうしてもここで描きたかった。横断歩道の端っこに座り描き始めたが、周りをカメラマンに囲まれてしまった。何かと思ったら手前の函谷鉾の曳き初めが始まりだした。自分なりに一生懸命描いてみた。しかし、与堂さんのようには描けなかったが、満足した。 描き終えて : 交通量が多く、その上曳き初めの時間帯で、とにかくゆっくり描けない状態だったが、着彩まで何とかやってみた。
この日は、絵游会のスケッチ会で、祇園祭の前祭に。四条通の月鉾の組み立て中を描いた後、室町通の鶏鉾あたりに来てみた。 左側は以前バスの書庫のようであったと思うが、素敵なビルに生まれ変わり、1階部分にお洒落なお店も入っていた。少し遠目に鶏鉾を入れて周辺も描いてみた。 描いていたら、台湾の女性と話す機会を得た。日本語や英語も堪能で会話に不自由しなかった。デザイナー・アートディレクターをしていてニューヨークにも行き来しているとのこと。爽やかな人間性の人柄だったので、こちらまで気分良くなった。 描き終えて : 遠目に鉾をポイントにして描くのもいいものだと再認識した。
この日は、絵游会のスケッチ会で、祇園祭の前祭に。京阪電車祇園四条駅から四条通を西へ散策しながら四条烏丸あたりに午前10時前到着。この日は山鉾建て、曳き初めの日程なので、まだ殆どが建ち上がっていなかった。これは、四条通の月鉾の組み立て中、すべてを縄とくさびでとめていく作業。周りには観光客も多く、出来上がりまでの芸術的な作業は見応えがあって、楽しい感じがした。 この日は、夕方5時前まで一応4枚仕上げた。昨年と違い気温が高くなかったので、思うように描くことが出来よかった。 描き終えて : 描いていると、行程が進んでドンドンと出来上がっていくため、早や描きで仕上げることにしたが、全体的にラフスケッチになった。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。 祇園・西花見小路で二枚描いた後、昼食会場に向かった。ここは、四条大橋のたもと、向かいに今日の昼食会場の「東華菜館」が見える。まだ時間があり、メンバーの方々も描いておられるので、小さめの紙に描いてみた。右が四条大橋、左は下流になるが、少し強調しすぎて左下がりのレイアウトになった。この後、北京料理の美味しいランチをいただき皆で盛り上がった。 「東華菜館」は、ヴォーリズの設計で、1926年竣工。同店のエレベータは、1924年OTIS製で、日本に現存する最古のエレベータである。 描き終えて : ランドマーク的な存在の東華菜館を正面から初めて描いてみたが、立派な建物だとつくづく感じた。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。 初めての西花見小路で一枚描いた後、もう少し南に下がり、今度は南を向いて描いてみた。 こちら側も花街・祇園の雰囲気がたっぷりで嬉しくなった。しかし、和服姿のたぶん海外からの観光客の一行が入ってきて、なかなか思うように描けなく悩んだりもした。突き当たりは建仁寺あたり。沢山の料亭、割烹のお店が軒を並べている。こんなところで一度食べてみたいなあと色々と空想しながら描き上げてみた。 描き終えて : 好きな町並の構図なので、気持ちよく描くことが出来た。結局、午前中は天候に恵まれて、よかった、よかった!
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。 今回は、幹事さんの計らいで、雨天でも鴨川の四条大橋の下をはじめ、いくつか軒のある場所を探していただいたうえで開催となった。 しかし、幸いにも天気予報が良い方向に外れたため、私は祇園界隈で描くことにした。四条通りから花見小路を南に入ると相変わらず多くの人出で賑わっていた。そこで、一本西に入ると今まで歩いてなかった西花見小路に出会い、いい感じだったので早速描いてみた。右奥の「祇園 川上」の方が通りすがりに見て行かれ、絵にお店が入っているので喜んでいただいた。 描き終えて : 初めての場所で嬉しくなり、また改めて祇園の風情を再認識し、つくづくいいなあと感じた。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。 午後、新高瀬川に架かる新大手橋のたもとから松本酒造を描いた後、対岸に移りこの日最後は近くから松本酒造の蔵を描いてみた。堤防の草花から見え隠れする構図になったが、この時期に枯草も混じっていたので、取り合わせが面白いかなと感じた。部分的に不透明水彩の白も使ってみた。 描き終えて : 草むらから浮かび上がるような絵になったが、なんとなくいいなあと思っている。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。 午前中月桂冠大倉記念館あたりで描いた後、竜馬通り近くの昔懐かしい洋食屋さんの「大進亭」で一息入れて昼食にした。 午後は、新高瀬川沿いの松本酒造あたりにした。何度か描いているが、違ったアングルと思い、新大手橋のたもとの欄干そばから描いてみた。この日は思ったより寒く風もあり、夏風邪がぶり返しそうだった。新高瀬川の水面も入れてみた。 描き終えて : 遠くに比叡山も見えて全体的にバランスが取れて構図としては納得した。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。 月桂冠大倉記念館あたりで1枚描いた後、観光バスと観光客が増えたので、裏側の宇治川派流(濠川)に来てみた。ちょうど同記念館あたりになり、鮮やかな新緑が水面に映えていた。川べりで落ち着いて描くことができ、十石舟の定期的な往来に風情を感じた。 描き終えて : このあたりも以前から何度となく来たことがあるが、このアングルは初めてで、新鮮でいい感じだった。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。 京阪電車「中書島」駅から散策しながら伏見の酒蔵群を目指した。ここは、月桂冠大倉記念館あたりで、以前向こう側から描いたことがある。右側に大型バスの駐車場があるが、天候は曇天、紙の照り返しもなくよかった。暫くすると観光バスの波が徐々に押し寄せゆっくり描けなくなり、やむなく早々に仕上げることになった。 描き終えて : この界隈も定期的に来て何度か描いているが、季節や天候により、同じ風景でもいつも新鮮に感じる。
この日は、絵游会の定例スケッチ会。 化野念仏寺あたりで2枚目を描いた後、また自転車を走らせ落柿舎あたりまで来た。落柿舎は、草庵で、松尾芭蕉の弟子向井去来の別荘として使用されていた場所で、その名の由来は、庵の周囲の柿が一夜にしてすべて落ちたことによるそうだ。前に広い草地があり中へ入って描いてみた。全体的に新緑に映えてバランスのいい構図になった。 描き終えて : 後でわかったことだが、この敷地内には入らないようにとの立て看板があった。
この日は、絵游会の定例スケッチ会。 レンタサイクルで鳥居本まで行き一枚描いた後、午後は少し下がったところにある化野念仏寺あたりを描くことにした。同寺の境内には8,000体を超える無縁仏の石仏や石塔がある。毎年8月23日・24日には「千灯供養(せんとうくよう)」が行われる。雨も上がり左手の上り口となる階段あたりを入れた通りを描いてみた。 描き終えて : 町並が少なくあまり変化のない構図になってしまったが、嵯峨野の風情を感じた。
この日は、絵游会の定例スケッチ会。 阪急嵐山駅に集合し嵯峨野散策にスタートしたが、天候が不安定で心配。渡月橋界隈は早い時間から観光客で賑わっていた。徒歩での散策は行動範囲が限られると思っていたら、割安(100円・10時~17時)なレンタサイクル店を見つけラッキーだった。自転車なので鳥居本あたりまで足を延ばした。鳥居本という地名は、愛宕神社への参詣道にあたり、その「一ノ鳥居」付近に集落が出来たことからのようだ。新緑に包まれた風景は最高。観光客もここまでは少ないのでゆっくり描くことが出来たが、小雨が落ちてきた。 描き終えて : 構図がいいので気持ちよく描けたが、ポイントとなる正面の鳥居の大きさが気になった。
ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。祇園花見小路あたりで午前中描いた後、午後は東山界隈まで来てみたら天候も良く人出も多い。 ここは、「ねねの道」に面した高台寺公園。少し段差があるので、石塀小路の入口あたりを見下ろすような感じになった。あと一か月余りもすれば咲き始める桜の木々越しに見える風景だが、流石に日暮れ間近になれば京都は底冷えがする。この日はこれを最後にし皆と講評会を兼ねて一杯やることにした。 描き終えて : 何とか描きたいところが納まったので納得。
ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。祇園の白川南通から新橋通に抜ける路地を描いた後、その路地を抜けて新橋通に出た。そこから東を向くといい感じだったので、一枚。 左から3軒目は昨年友人に連れてきてもらった割烹のお店。趣のあるいい店だったなあと懐かしんだ。通りの奥右手に巽橋がある。 描き終えて : いつも下書きやあたりを取らずにいきなりデッサンするので、バランスが上手くいかないことがある。これももう少し上にレイアウトすべきだったと反省。
ぐる~ぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。冬のこの時期にはあまり来たことがなかった。 四条通を北に上がり祇園巽橋あたりに来てみたら、残念ながら欄干の工事中で断念。仕方なく界隈を散策してみると、白川南通から新橋通に抜ける路地がいい感じだったので、祇園の雰囲気を味わいながら描いてみた。 描き終えて : この水彩紙は、20数年前の少し黄ばんだ「ファブリアーノの粗目」だが、面白い仕上がりになった。
小雨に煙る鴨川を四条大橋の下へ移動して北側を描いた後、今度は南を向いて団栗橋の見える風景を。三条から四条の間の賑やかな雰囲気ではないが、しっとりとした京都の風情を感じた。 3枚描いてすっかり体が冷えてしまい、先斗町のいつものお店に行き暖を摂りながら昼食にした。 描き終えて : 鴨川は本当にいいなあとつくづく感じることが出来て最高だった。
小雨に煙る鴨川を三条大橋の下から一枚描いて南下し四条大橋の下へ移動。今度は北を向いて三条大橋を望む風景を。こちらからもやっぱりいいなあと思う。 これまで雨天時にはあまり描いたことがなかったので、楽しんで雰囲気を掴んでみた。 描き終えて : いつも思うが、大好きな鴨川はいつ来ても違った風景を演じてくれているので嬉しい。
この日は、前夜に冬の鴨川を見たい、できれば描きたいと思い立って、天候も考えずに出かけた。着くと小雨交じりで、この日は最高で5℃のめちゃめちゃ寒い日。鴨川畔に下りると本当に厳しい寒さだったが、小雨に煙る風景を三条大橋の下から一枚。 散策する人やジョギングの方は多いが、絵を描く者は私だけかなと考えながら小さめの紙にデッサンした。 描き終えて : さすがに着彩までは凍えてしまいできなかったが、雰囲気だけは掴めたかなと思っている。
この日は、絵游会のメンバー数人とウォーク&スケッチを試みた。 橋本遊郭の面影を残すあたりで一枚描いた後、秋の日はつるべ落とし、夕暮れ間近となったけど、もう一枚欲張って通りの町角の妓楼あたりを描いてみた。お洒落な飾り窓もあり素敵な感じだったので魅せられた。 描き終えて : ウォーク&スケッチは初めてだったが、こんな感じもまたいいなあと思った。
この日は、絵游会のメンバー数人とウォーク&スケッチを試みた。 石清水八幡宮界隈で4枚描いた後、再度ウォークして京阪橋本駅まで。橋本は、遊郭の面影が色濃く残るところだが、今年の自然災害などによって被害を受けたこともあり、以前に比べると町並が寂しい感じ。ここは、1962年まで淀川の向かいの「大山崎」まで渡し船があり、京街道と西国街道をつないでいた。手前の大木に圧倒されながら、左上の府道と町並との間を流れる大谷川に架かる思案橋から北を向いて描いてみた。 描き終えて : 短時間に雰囲気を掴むのは難しいものだ。
この日は、絵游会のメンバー数人とウォーク&スケッチを試みた。 石清水八幡宮の展望台から俯瞰を描いた後、本殿に参拝した。過去何度か来ているが、描くのは初めて。間近で本殿だけをデッサン。神社仏閣はこれまでモチーフとして余り選ばないし、曲線も多く絵にするのは難しいと感じている。これも見開きで描いてみた。 描き終えて : 速描でデッサンの練習と思って仕上げてみた。
この日は、絵游会のメンバー数人とウォーク&スケッチを試みた。 石清水八幡宮の下で描いた後、ハイキングコースを利用して標高143mの同八幡宮へ上がってみた。 お詣りをする前に展望台から一枚描いてみたが、ずっと以前に描いた覚えがある。手前の木々が茂っていると思ったが、モミジが多く、まだ紅葉を楽しませてくれた。手前に木津川、真ん中は奥から左に流れていく宇治川と京滋バイパス。これもスケッチブックを見開きにしてみたが、広い景色なのでポイントが絞りにくかった。 描き終えて : 水彩紙が薄いので波打ってしまい雰囲気は出せなかった。
この日は、絵游会のメンバー数人とウォーク&スケッチを試みた。 石清水八幡宮近くの「安居橋(あんごばし)」あたりで一枚描いた後、もう少し時間があったので、川べりに降りて北を向いて今度はスケッチブックを見開きにして描いてみた。 気楽に描けるが、若干水彩紙の厚みが少ないので着彩しても波打って困ってしまう。だけどなぜか肩の力が抜けて好きに描けるのがいいなあと感じていた。 描き終えて : こんな風に楽しくリラックスして描くのは最高やなとメンバーと確認し合っていた。
この日は、絵游会のメンバー数人とウォーク&スケッチを試みた。スケッチブックは、今年6月、与堂さんの描かれたスケッチブックに感動して先日買ったB5サイズ。京阪八幡市駅に集合し、石清水八幡宮から橋本、樟葉までウォークし、途中休憩しながらスケッチすることにした。 ここは、同八幡宮近くの「安居橋(あんごばし)」あたり。この橋は、中央部が盛り上がった反橋(アーチ橋)で八幡八景に登録され、「たいこ橋」として市民に親しまれているようだ。 皆で雰囲気を捉えるために速描きしたが、着彩までの時間的な余裕はなくデッサンのみ。 描き終えて : 出来るだけ少ない線で短時間に小さめの紙にレイアウトしたが難しいものだ。
この日は、友人と東山界隈を散策しながらポイントを探してみた。 長楽館あたりまで来てみたら、ここから下がったところの料亭中村楼との間に、絵になる町家があったのに取り壊されていた。これは、長楽館あたりだけを描いてみたもの。午後3時を回り日陰も出来て涼しかった。 この後、岸本信夫さんの個展にお邪魔し、デッサン力のある作品の数々を鑑賞し、スケッチ談義をさせていただいた。 描き終えて : 何度か描いている場所は、いつもの構図をイメージしてしまうが、工夫すればまた違った絵になるなあと思った。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で鞍馬へ。 午前中は街道筋で描き、午後は鞍馬寺界隈で日陰を探す。なかなかいい場所が見つからず、仕方なくこの場所で描いてみた。もっと後ろの階段下から見上げて描きたかったが、日陰はなく暑さもピークなので、体調管理を第一にした。 描き終えて : 描きたいアングルではないので納得いかないが、真夏の雰囲気を味わえたのでよかった。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で鞍馬へ。 街道筋で一枚描いた後、昼食まで少し時間があり、もう一枚街道を戻りながら探してみた。これは鞍馬川沿いの風景が目に留まり、道端に恰好の日陰も見つけたので、描くことにした。 しかし気温が上がってきてやはり暑い、汗が滴る中、これも短時間で雰囲気を捉えてみた。 描き終えて : ポイントがどこなのかはっきりしないし、二日続きのスケッチ会に、気力も集中力も限界を超えて、少し無茶をしたなあと反省。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で鞍馬へ。 祇園祭スケッチのあくる日に鞍馬に来てみた。暑さは少しましだろうと思ったが、日向はやはり厳しい暑さ。日陰を探して描きだしたが、額をつたい目に入る汗にはまいった。ここには何度か来ているが、今回は夏のすっきりした風景を感じた。 描き終えて : 短時間に雰囲気だけをとらえたスケッチなので、少し物足りない部分もある。
この日は、絵游会の定例会で祇園祭後祭へ。 午後は、四条通から新町通を上り南観音山あたりに来てみた。南側を向いて描き始めたが、暑さもピークに達し、気合も集中力も限界となる中、曳き初めが始まりここでも全くゆっくり描くことが出来なかった。とにかく、雰囲気だけを捉えて仕上げてみた。 描き終えて : 慌ただしく、雑なスケッチになってしまったが、京都の夏の風物詩を味わうことが出来てよかったかなと思うことにした。
この日は、絵游会の定例会で祇園祭後祭へ。 大船鉾あたりで一枚描いた後、同じ新町通を振り返って四条通の北側に見える南観音山や北観音山を眺めてみるとまだ飾られていない。仕方なく再度大船鉾を接近して描いてみた。周りが賑やかになり、神事や試し引きなどで何度も移動を余儀なくされ落ち着くことが出来なかった。 描き終えて : 山鉾建ての日はとにかく慌ただしいが、そんな条件の中で早描きするのもいい勉強になるなあと思った。
この日は、絵游会の定例会で祇園祭後祭. 後祭は山鉾が10基と少ないが、一枚目はやはり大船鉾あたりへ。構図を考えたが、結果的には昨年とほぼ同じところから。描いていると試し引きが始まりゆっくり描いていられない。飾り付けもどんどん増え変化していく中で、鉾をポイントにして周りは添え物と考え雰囲気を掴んでみた。 描き終えて : 毎年描いているが、人物を入れるのが本当に難しい。
この日は、絵游会の定例会で恒例の祇園祭スケッチ. 午後も新町通あたりを散策しながら見て回ったが、人出が多くなってきたので、四条通りから北へ上り、室町通の山伏山あたりまで来てみた。手前が山伏山、遠くに菊水鉾が見える構図で初めて描いてみた。前後には既に駒形提灯が上がっていて周りも華やいできていたが、もう暑さもピークになり、描く意欲、集中力も限界になる中で賑わいのある風景を短時間にとらえてみた。 左手の黄色い歴史的な建物は、明治2年開校の明倫小学校、今は京都芸術センターになっている。 描き終えて : 人出も多くごちゃごちゃしたモチーフをまとめるのは難しい。
この日は、絵游会の定例会で恒例の祇園祭スケッチ。遠くに見えている岩戸山を描いた後、船鉾が少し飾られてきたので来てみた。 昼まで余り時間がなかったのでこちらも早描きで鉾を中心にしたが、今までにも描いた構図になった。 描き終えて : 暑くて時間的にも余裕がなかったので雑になってしまったが、補足して仕上げたいと思う。
この日は、絵游会の定例会で恒例の祇園祭スケッチ。大雨の後は晴天が続いていてこの日も恵まれたが、暑さは厳しい。山鉾建ての日に来てみたが、描きたい山鉾が建ち上がってなかったりして構図を探しながら散策。これは岩戸山、まだ車輪もついてない状態。しかし描いている間にも飾り付けが進んでいく。短時間に雰囲気を掴んで描いてみた。 描き終えて : 少し雑になってしまいもう少し集中して丁寧に描くべきであった。
この日は、絵游会の定例会で初めて京都市下京区の島原へ行き、夕方京都駅まで戻る道すがら、構図を探してみたが京都駅に着いてしまった。そこで、北側の京都新阪急ホテルの前から思い切って駅舎を描いてみた。1997(平成9)年開業した4代目の駅舎。3代目の京都駅も風情があってよかったなあと思っている。 描き終えて : 前の道路を車が行き交いゆっくり描けなく、またスケールの大きさに圧倒され、この紙には収め切れなかった。
この日は、絵游会の定例会で東山界隈へ。 午後は、東山あたりへ。久しぶりに法観寺の八坂の塔が見える俯瞰場所から。描いている間、後ろで着物姿の中国人の若い女性が、じっと見てくれていたから、何か照れくさいような、だけど嬉しいような感じにさせてくれ、絵が好きなんだなあと思っていた。 この後、寺町通三条上ル ギャラリーで開催中の寺田みのるさんの個展に皆でお邪魔して、楽しくスケッチ談義をさせていただいた。 描き終えて : 八坂の塔が少し大きすぎたなあと反省。残念...。
この日は、絵游会の定例会で東山界隈へ。 午前中、同じ花見小路通あたりでもう一枚。最初の場所から少し四条通に戻り再度一力茶屋が見える構図で。ここからは奥の祇園甲部歌舞練場の弥栄会館が大きく見えてポイントになった。 描き終えて : 小さめの紙に早描きしてみたが、最初に描いたものと角度が同じなので、構図を変えるべきだった。
この日は、絵游会の定例会で東山界隈へ。 四条通から花見小路を少し上がって「一力茶屋」あたりを描いた後、以前にも描いたが風情のある佇まいのお店を。左は戦後の創業、芸舞妓さんの履物の専門店「ちょぼや」、下駄なども結構高価なものなんだなと思った。右は京料理の店「北郎」。真ん中の電柱が少し傾いて上手く二分して建っているのがユーモラスにも見える。歴史を感じさせる何とも言えない雰囲気があり、ついつい描いてしまった。 描き終えて : 時間の都合で小さめの紙にしたので、左右を湾曲させて絵に動きを出してみた。
この日は、絵游会の定例会で東山界隈へ。 午前中は花見小路通あたりを散策してみた。地震の影響は殆ど見られなかったが、外国人を含めた観光客はいつもより少なく感じた。ここからは正面に「一力茶屋」がポイントとなり、構図がいい。通行人の邪魔にならないように歩道に陣取って描いてみた。 描き終えて : 絵としての動きがないようで、今ひとつ面白さに欠けるなあと思った。
この日は、絵游会の定例会、初めて京都市下京区の島原へ。 午後も島原界隈を散策しながら構図を探した。範囲はそんなに広くなく、花街の面影を残す建物も限られていた。ここは「角屋(すみや)」。国の重要文化財に指定され、1998年からは「角屋もてなしの文化美術館」として公開されている。時間があれば見学したかったが、スケッチを優先して日影を探して描くことにした。 描き終えて : 紙一杯に角屋だけレイアウトしてしまったが、もう少し小さくして周辺を入れて雰囲気を描くべきだった。
この日は、絵游会の定例会で初めて京都市下京区の島原へ。 「輪違屋」あたりで一枚描いた後、昼食までもう少し時間があったので、反対側からもう一枚早描きしてみたが、左側手前の町家が少し大きくなった。 描き終えて : 時間的な制約により折角の輪違屋が小さくなってしまい、まず構図が一番大事だということをつくづく感じた。
この日は、絵游会の定例会で初めて京都市下京区の島原へ。 京都駅からJR山陰線でひと駅、丹波口で下車し、駅から程近いところ。以前は花街だったが、1976年京都花街組合連合会を脱退したようだ。 この建物は、「輪違屋」、現在もお茶屋として営業されていて、京都市指定有形文化財になっている。 天気がよくなってきて気温も上がり、水彩紙の白さが眩しく感じる中で描いてみた。 描き終えて : 歴史の重みや風格を感じる建物だったので、もう少し大きい紙に周囲までレイアウトすべきだったと反省。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。午後は伏見の東方に位置する明治天皇伏見桃山陵を目指して、緩やかな坂道を40分近く歩くことになった。最近健脚には自信がなくてクタクタ、途中で引き返したかったが、登りつめてみると素晴らしい景色が広がっていた。明治天皇伏見桃山陵を背にして描いたもの。遠く春霞の中の町並は宇治市の向島あたり。 描き終えて : 春先の新緑の季節に描くことが少なかったので、こんな俯瞰の風景もいいなあと思った。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。午前中新高瀬川沿いで松本酒造あたりを描いた後、昼食までもう少し時間があるので大手筋通の新大手橋のたもとから、角度を変えて再度酒蔵を。以前にも描いたことはあるが、晩秋だったようだ。 ここからは菜の花も見えたので、彩りを添えてくれ短時間に雰囲気を大事にして描いてみた。 描き終えて :この場所からは近すぎたが、なんとか煙突の先まで入ってよかった。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。京阪中書島駅に集合し午前中は、新高瀬川沿いの松本酒造あたりまで来てみた。過去何度か描いているが、今回も新たな風景に出会えたように感じられたから嬉しい。ポイントになる菜の花はもう余りなかったが、少し多めに表現した。 この眺めはいつ来ても絵になるなあと思う。右端は新大手橋。春うららではなく暑いくらいの陽ざしの中で気持ちよく描けた。 描き終えて : 最近は、できるだけ早描きで雰囲気を掴むようにしているが、これは1時間くらい。こんなもんかなあと思っている。
この日は、絵游会の定例スケッチ会。京都国立博物館の庭園内で一枚描いた後、さらに寒さと風も増してきたので断念しようかと思ったが、久しぶりでもったいなくてもう一枚頑張った。 少し近づいてみたが、座った場所が吹きさらしだったので、短時間に仕上げざるを得なかった。帰ってから補足を考えたが、現場の雰囲気を大事にして、加筆しなかった。
描き終えて : 厳しい寒さと風にいじめられ震えながらのラフスケッチ。たまにはこんな感じもいいかなあとあくまで自己満足の一枚。
この日は、絵游会の定例スケッチ会。前日の好天が憎いほどに、朝から小雨が降り続き、気温も急降下し震えながらのスケッチ。仕方なく午後には雨は上がる予報を信じて散策しながらポイントを探した。スケッチ場所がなかなか定まらない中、午後になり京都国立博物館の庭園内で描くことにした。同博物館は、日本人建築家(片山東熊)による京都で初めて実現した本格的な西洋建築で、ルネサンス様式を基調にした丸みを帯びた角型ドーム屋根が特徴的。この日の雨は午後になっても悩まされ中断を余儀なくされることになったが、短時間に雰囲気を掴んで仕上げてみた。 描き終えて : 久しぶりの野外スケッチだったが、悪天候にもかかわらず描いているときは、無心で楽しめるのでいいなあとつくづく思った。
この日は、秋晴れでいい天気。大好きな鴨川界隈で大きなサイズを描こうと出かけた。 行楽のシーズンで鴨川畔も人出が多い。レジャーシートに座り込んでA1ボードに水張りした水彩紙に描く。午前中昼までの2時間余り、ギャラリーも多くなり、戸惑いながら、集中も途切れがちのスケッチ。 描き終えて : このサイズに透明水彩絵の具で描く淡彩スケッチは限界かなと思う。だけど町並や山、川とモチーフが一杯なので楽しんで描くことが出来た。
今冬一番の大寒波で、厳しい寒さが続き、各地から大雪の知らせが届いている。 この絵は10年前のもの。五条坂から東山界隈を散策。ここは二年坂、産寧坂からここまで来ると折からの雪、暖を取って喫茶店から描いたもの。今、この界隈は一年中海外からの観光客が押し寄せ、昔の風情とは異なっている。これも時代の流れかなと思いつつ、少し残念な気持ちにもなる。
この日は、絵游会のメンバーと初めて西本願寺界隈へ。西本願寺の境内から描いた後、堀川通を東へ渡って本願寺総門の下から正面通を描いてみた。伝道院の素晴らしい建築と町並が相まって絵になる構図。天候は、風も出てきて冷えてきたので、ダウンのフードをかぶって必死で頑張った。本当に寒い一日だったが、こんな日に京都市内で絵を描いているグループは我々ぐらいかなと話ながら年忘れ会に盛り上がった。 描き終えて : 一度描いてみたいところだったので満足したが、スケッチには厳しい季節になった。
この日は、絵游会のメンバーと初めて西本願寺界隈へ。京都駅前に集合して徒歩で約15分。 この冬一番の冷え込み、陽当たりの良い場所を探してのスケッチ。 事務所で絵を描くことの許可をもらい、最初に御影堂門を額縁に見立ててみた。前の通りが堀川通で東側に渡ると、本願寺総門、数珠屋町で東に延びる通りは正面通、仏壇、仏具店が多い。その向こうにそびえるドーム型の建物は、伝道院。1912年の創建、当初は信徒向けの生命保険会社だったが、今は西本願寺関連の研究所として使われているようだ。日が陰ると厳しい寒さがやってきた。 描き終えて : 門を額縁には、以前「広島・竹原」でもやってみた。バランスはこんなもんかなと思うが、もう少し下側にスペースがあれば、よりよかったかな。
この日は、寺町通で開催の友人のグループ展に伺う前に、三条大橋の上から。南の下流側を描いた後、もう一枚北の上流側を。御池大橋、遠くは北山方面の山々。冬霞のようで、ぼやけた感じだったが、こちら側もまた雰囲気がいいので描いてみた。古都京都、やはり気分的に落ち着き、のんびりできるから、ついつい描いてしまうのかなと思う。 描き終えて : 寒さもましで、好きなアングルを2枚描くことが出来て満足。
この日は、寺町通で開催の友人のグループ展に伺う前に、三条大橋から大好きな風景を「今日はどんな顔をしているかな」と思いながら見て、冬枯れの鴨川を一枚描いてみた。 三条大橋から四条大橋までのこの間は、四季折々素敵な風景を楽しませてくれる。川縁を歩いてもセンチメンタルにもロマンチックにもなれる感じだなと思っている。本当に素晴らしい風景。時間的には逆光だったが、シルエットのようだった。 描き終えて : 好きな風景を心地よく描くことが出来た。
絵游会のメンバーと上賀茂神社あたりへ 午前中久しぶりの上賀茂で1枚描き、午後は同じ社家町界隈で、右側に明神川が流れる風景を描いてみた。左側は名物の「すぐき漬」の店、遠くに比叡山を望む。このあたりは、観光客も余り多くなく静かで、ゆっくり歴史ある町並を味わうことが出来た。 描き終えて :鉛筆デッサンは、左から右への撮り方なので、この構図は比較的描き易かった。
絵游会のメンバーと上賀茂神社あたりへ 随分以前に来たことがあるだけだった。清々しい天気に秋の空。ここは、江戸時代上賀茂神社の神官らが住んでいた「社家(しゃけ)」が建つ屋敷町で、重要伝統的建造物群保存地区。町並を描く者にとっては、保存が行き届き有難い。正面が同神社、土塀と横を同神社から流れ出る明神川が、バランスのいいモチーフになっている。大き目の紙に描いてみた。 描き終えて :現場で 膝の上でこのサイズを仕上げるのは、なかなか難しいが、どうしてもその時の臨場感を描き残したいとの思いから頑張れた。
この日は、友人たちと祇園祭後祭(あとまつり)へ。 午後は、四条通から新町通を北に上り、南観音山の組立作業中を。むし暑さがどんどん増してきた。額から汗がしたたり落ちて目に入り、全身もびっしょり。徐々に人出が多くなり、私たちの周りもギャラリーに囲まれるありさま。ゆっくり描いていられなくなり、早々に終えることにしたら、ちょうど曳き初めの午後3時近くになった。友人たちと本当に頑張った。暑い(熱い)仲間だ。
この日は、友人たちと祇園祭後祭(あとまつり)へ。 梅雨も明けて夏本番、暑さも本番。四条通から新町通を南に入ると、大船鉾が組立中。北の方では、南観音山がまだ骨組みだけなので、先に大船鉾を。午後3時から曳き初なので、安心していたが、曳き初めのリハーサルが始まり動き出した。目の前を通った時は迫力満点。周囲を装飾された鉾の雰囲気だけはなんとか描くことが出来て納得した。
午後は、他の山鉾も描いてみたかったが、折角13日に来て提灯の上がっていない鉾を描きたかったので、もう一度船鉾を。今度は左側に寄ってみると、鉾の装飾品も増えてきて華やいでいた。梅雨もまだ明けず、蒸し暑さが増す中できらびやかな鉾を満喫した。
午前11時を回り、船鉾あたりに来てみると、すっかり鉾の周りが飾られて鮮やかな色彩に。早速通りの右側に座り奥に岩戸山も見える構図を。組立作業中のため周囲は慌ただしく、飾り付けもいつの間にか増えていく。 ご近所にお住いでご自身も絵や書をされる方がそばに来て、祭にまつわる話を聞かせてくれ楽しいひと時だった。
この日は、友人たちと祇園祭前祭(さきまつり)の山鉾建て風景を描きたくて。 四条通の山鉾は、すでに前後の提灯も取り付けられているが、通りに入ると船鉾などは組立中。出来上がリを待つ間、菊水鉾の風景を。出店は明日からのようで、それでも観光客は多く幼稚園児の見学などもあって賑やか。京都は連日の猛暑日、この日も36度。絵を描いている人には出会わなかったが、皆と暑さをこらえて楽しんだ。
友人たちと久しぶりに上七軒へ。 この時期なのに真夏日、昼に近づきどんどん暑くなってきたが、同じ場所から北を向いてもう一枚。残念ながら日陰はあきらめた。町並の風情が好きだけど、屋並の込み入った構図は難しい。 正面の奥は「西方尼寺」、芸妓、舞妓さんが茶道をここで習っているようだ。描いていると、舞妓さんが目の前を、思わず声を掛けてみると、快く返してくれたので嬉しくなった。
友人たちと久しぶりに上七軒へ。 この日は真夏日の暑い天気となり、日陰を探してのスケッチ。室町時代、北野天満宮の再建の際に残った資材で7軒の茶店を建てた。これが「上七軒」の由来だそうだ。京都五花街(祇園甲部、先斗町、上七軒、祇園東、宮川町)の中で最も古く、他とはまた違った雰囲気の町並。 正面の木々の奥は北野天満宮、右手奥に歌舞練場の壁の一部が見えるあたりで一枚。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。 昼食後、四条大橋から北へ鴨川畔を散策しながら上がる。この界隈が一番賑わっていて、外国からの観光客も多くてちょっと昔に比べると変わったかなあと思う。三条大橋までの真ん中あたりで南を向いて一枚。少し大き目の紙に描いてみたが、画面取りが全体的に大きくなった。これくらいの気温がスケッチコンディションとしては最高だなと思った。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。 南を向いて松原橋あたりを描いた後、昼までのわずかな時間で北を向いてもう一枚。団栗橋、四条大橋方面を。木陰はないが、川風が気持ちいい。これまで新緑の時期には描いていなかったように思う。 いつ来ても鴨川のこのあたりの眺めは、本当に四季折々風情があって実に素晴らしいと感じている。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会。 ここ最近は、清々しい季節が短くなり、早や毎日夏日が続いている。この日も日差しは厳しく、日陰を探すのも大事。鴨川は、すっかり初夏を迎え、新緑に包まれ、名物の「納涼床」も昼間から賑わっている。野外スケッチは久しぶり。団栗橋から少し下がったあたりから南を向いて描いてみた。木陰では心地良い風があった。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ。 左上の三栖(みす)閘門が建設された1929(昭和4)年、すぐ近くに三栖洗堰も建設された。 三栖閘門は今は役目を終えて資料館とともに保全されているが、三栖洗堰は、現在も使われている。 濠川からの流れが洗堰をくぐって、左の宇治川へと勢いよく流れ出て来る。水の流れを上手く表現できず、絵にするには難しかったが、メンバーと一緒に枯草の中に入り描いてみた。遠く左奥は八幡方面。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ。 京阪中書島駅から宇治川べり伏見港公園の三栖(みす)閘門あたりへ。伏見港は、江戸時代から明治時代、淀川が舟運で栄えていた頃の京都の玄関口。しかし、左手の宇治川の改修工事などで伏見港と宇治川との船が通航出来なくなり、宇治川と濠川との間を船が通航できるようにこの閘門が1929(昭和4)年建設された。 その後、陸上交通の発達や天ケ瀬ダムにより、閘門の役目を終えることになり、今は資料館とともに保全されている。 左手奥は国道1号線、その後ろは八幡方面、右手奥は島本町あたり。宇治川堤防の草木に春の訪れを感じた。
友人たちと岡崎界隈スケッチ。 天候が落ち着いてきたので、夕方まで京都市美術館あたりを散策しスケッチポイントを探してみた。 ここは同美術館の東側、今まで来たことがなかった。明治43(1910)年に築造された琵琶湖疎水の水を引き入れた池があり、藤棚のある回遊庭園になっていた。 正面玄関とは違った趣があり、殆ど人影もなく静かな空間。描いていると、水面をカモのつがいが仲良く漂って、近くまで来てくれるサービスまであっていい眺めだった。
友人たちと岡崎界隈スケッチ。 午前中もう少し時間があったので、今度は白川沿いを反対側から北を向いて描いてみた。
デッサンしていると、あいにくの空模様、瞬く間にみぞれ交じりになり中断。とにかく暖を取って昼食にした。 午後天候は回復したが、寒さが残った。小さな祠(ほこら)が見える構図。この時期まだまだ寒い。メンバーと精力的にチャレンジした。
友人たちと岡崎界隈スケッチ。 三条通の地下鉄東西線「東山駅」あたりから、白川畔を北上して京都市美術館に向かう。 美術館に行く時によく通る道。途中の石泉院町あたりの川沿いの町家に風情を感じて描いてみた。 着いた時から、曇ったり風が吹いたり不安定な空模様でゆっくりと描くことができなかった。
この日は友人たちと4年ぶりの宇治スケッチ。 京阪宇治駅から宇治橋を渡り、平等院表参道から宇治川左岸に。中の島を挟んで右岸を望む風景を描いてみた。 描き始めは暖かかったが、徐々に日が陰り、風と共に雪もちらつき始めた。寒くても観光客はあり、台湾からのご家族と少し絵をとおして通じ合い、温かい気持ちになってホッとした。
友人たちと新春スケッチ。 押小路通で高瀬川一之船入あたりの町家を描いた後、最後に、高瀬川・木屋町通から「一之船入」が見えるところを。午後4時半を回っていたので、あっという間に日暮れを迎え、あたりの家々に、バックの「ホテルオークラ」にも灯りが入った。友人たちは早めに暖を取っているとのことなので、早々に仕上げて、皆と合流することにした。
友人たちと新春スケッチ。 午前中は鴨川畔で描き、午後は木屋町通を上がり、二条通あたりまで来てみた。左の料理屋などの町並の裏手は「高瀬川一之船入」。高瀬川は江戸時代の運河、高瀬舟の荷物の上げ下ろしの船溜所を「船入」といい、ここは今残る唯一の船入。午後3時を回ると底冷えし、風も出てきて手先も冷たい。着色もままならないが、何とか仕上げた。
友人たちと新春スケッチ。 鴨川の団栗橋あたりを描いた後、河川敷を上がり、団栗橋の下に来てみた。下流をながめると松原橋あたりは、お昼前で逆光だったが、この時期はまだ眩しさが優しい日差しなので、大き目の紙に描いてみた。全体が枯れたセピア系の彩りで何となくいい感じ。乾くのも案外早く短時間スケッチに没頭した。
友人たちと新春スケッチ。鴨川の五条大橋から西側の高瀬川沿いを上がる。途中松原橋と団栗橋の間あたりから鴨川河川敷へ出る。遊歩道の整備中のようで工事車両も入ってくる。そんな場所で北を向いて一枚。今年最初のスケッチ会は穏やかな天候で晴れ渡り、比叡山まで望める。鴨川の流れも澄んでいる。このあたりは、四季折々いつ来ても違った顔を見せてくれるので楽しい。
三条大橋あたり、鴨川左岸で描いた後、右岸に移り再度四条大橋あたりを望んだ。 やはりこちら側も逆光を受け、モノトーンに近い景色。 右は「先斗町歌舞練場」、今年はここで顔見世興行が行われているようだ。夏の風物詩の床がない川縁は、静まり返っている。時代とともに変わりゆく風景がある中で、ここは変わらず、四季折々の風情を感じさせてくれる私の好きな風景。
この日は、今年8月の個展の時にお会いしアドバイスしていただいた先生の個展が寺町のギャラリー・ヒルゲートで開催されていたので、お伺いした。先生と再度お話しをすることができ有意義だった。 冬を迎えたこの時期の鴨川畔を散策。お昼頃ちょうど四条大橋あたりは逆光で見えにくかったが、今までにない感じなので、小さめの紙に描いてみた。穏やかな天候の中、初冬の風や光を肌で感じた。
友人たちと京都 東山あたりへ。 この日は、四条通から南側の花見小路通界隈で一日描いていた。最後に暮れてきたが、西に入ったところから花見小路通を見通した。モンバルキャンソンの水彩紙に再度カーボンインクで挑戦してみたが、アルシュと違いインクの乗りが良くなくて、少し手こずった。 走り描きで20分くらい経ち、終わった頃には宵の祇園になっていた。
友人たちと京都 東山あたりへ。 日が短いので、スピードアップのスケッチ。西松竹小路で甲部歌舞練場の見える風景を描いた後、今度は、反対方向を。 こちら側も京都らしい趣のある風景で、絵になる構図。 最近は、特に早描きのデッサン、短時間の着彩により、その場の雰囲気を感じ取って現地で仕上げるようにしている。
友人たちと京都 東山あたりへ。 この日の午後も花見小路通界隈で描くことにした。ここは、以前からも描いているが、風景・モチーフに圧倒されて緊張する構図。 あまり使わない「ウォーターフォード」という水彩紙に描いてみた。白地で水分を含んでも余り反らなくていい感じ。 甲部歌舞練場あたりが見える絵になる風景。
友人たちと京都 東山あたりへ。 花見小路通から描いた後、反対側から初音小路を。人出も花見小路通から離れて小路に入ると少なくなる。 アルシュの水彩紙に中国製「Duke」万年筆、「プラチナ カーボンインク」で描いたもの。このインクは、デッサンして乾いてしまうと水彩絵具に溶けないので都合がいい。 最近の描き方は、短時間に風景を走り描き的に省略することも含めてデッサンを取り、その場で着彩までしている。
友人たちと京都 東山あたりへ。 久しぶりの祇園界隈。平日の午前中なので、人通りは少ないかと思ったが、いつの間にか多くなり、花見小路通が賑やかに。最初は、祇園甲部歌舞練場近くで東山が見えるあたりで描いてみた。いつ来てもこのあたりは、風情があって絵になる風景。 昨今どこへ行っても外国からの観光客が多い。私たちのスケッチ風景が珍しいようで被写体にして撮っていく。
この日は、寺町三条で開催中の村木さんの個展に伺う前に、先斗町を散策。 この右手のお店は、京阪電車の情報誌「K PRESS 7月号」でも紹介された「茶香房 長竹」さん。宇治茶をはじめ、台湾やインドのお茶がいただけて、お茶本来の色や味、入れ方も教えてもらえる。 お酒のあても新鮮で美味しいものばかり。長竹さんのトークも魅力、情緒のある、ほっこりとしたお店です。
恒例の祇園祭スケッチ。 この日の午後は、Kさんと函谷鉾を描いた後別れ、もう一枚だけ描こうと散策。昨年ここ新町通の呉服屋さんで買った「麻の暖簾」が気に入っている。今年もそのお店を訪ねてみると、涼しげな絵柄を見つけたので買うことにした。 Kさんもその頃このあたりに来られたので、近くの「放下鉾」をご一緒して描くことにした。しかし、梅雨空のもと折からの雨模様となり、途中まで描いたところで断念し、帰ってから仕上げた。
友人たちと祇園祭スケッチ。 午後4時を回り、宵々山のこの日は午後6時からの歩行者天国に向けて四条通も準備が始まり、歩道にも人の波が押し寄せ慌ただしくなってきた。 駒形提灯は風情があって絵になるが、鉾を中心に描きたくて友人Hさんと並んで最後に長刀鉾を描いた。ギャラリーに囲まれたり、車と人の合間をぬってのスケッチ。思うようにはいかず、バランスも崩れてしまったようだ。
友人たちと祇園祭スケッチ。 午後になっても快適な天候だったが、人出は多くなり四条通では邪魔になるので、新町通を南に入り、散策した。 重要文化財の杉本家あたりまで来て、伯牙山を描くことにした。構図は定番で、皆さんもよく描かれている。ここでもどんどん人の波が押し寄せて、ギャラリーも多く、見え隠れする中でのスケッチ。
友人たちと祇園祭スケッチ。 昨日に比べ、6度低い梅雨時には珍しい清々しい天気となり、爽やかスケッチ。四条通の月鉾を北側から。 鉾の周りをきらびやかに飾られた懸装品(けそうひん)は見応えがある。上手く表現できたらいいなあと思ったが、交通量が多く、何度か車にも邪魔されて見えなくなり、納得いかないものになった。
恒例の祇園祭スケッチ。 午後はKさんにお会いし、ご一緒した。山鉾は、14日からは前後に駒形提灯が上がるので、山鉾の周りを飾っている豪華な懸装品(けそうひん)が見えにくくなる。 これは、四条烏丸あたりの函谷鉾(かんこぼこ)。午後になり、蒸し暑さと人の波が増える中で、描いてみた。
恒例の祇園祭スケッチ。 前祭(さきまつり)に行ってみた。鴨川から四条通を西へ。歩道が拡幅されて描きやすくなったが交通量が多く、人通りも多い。一枚目は、南側のアーケードに吊るされた提灯越しに見える長刀鉾を。 この日も梅雨空のもと、変わりやすい天候で、蒸し暑く体力勝負のスケッチ。雰囲気を描いてみた。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会が石清水八幡宮界隈で開催。 この日の天候は午後になっても回復せず、雨がパラツイテ思うように描けない。正面は、相槌神社、ここから山上の石清水八幡宮への表参道が通じている。 仕方なくこれを最後に早々に切り上げることにした。帰りに、近くにある「じばんそう」1730年(享保15年)創業の八幡の名物「ういろう」を久しぶりに買った。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会が石清水八幡宮界隈で開催。 この日は朝からぐずついた天候。京阪電車八幡市駅から同八幡宮には上がらず、東側を流れる大谷川沿いでポイントを探す。 正面の橋は、安居(あんご)橋、大きく半円を描いた形は「たいこ橋」とも呼ばれ、名所の一つ。 橋から少し離れて、川岸から川の中に群生する花菖蒲と同八幡宮の森あたりを描いてみた。
友人たちと伏見スケッチ。 日の入りも遅くなったので、折角だからもう一枚。月桂冠大倉記念館あたりを表側から描いてみた。酒蔵の黒い板塀の温かさと白壁土蔵のコントラストが絵になるところ。 この後、酒処伏見の美酒を囲んで講評会も大いに盛り上がった。
友人たちと伏見スケッチ。 酒蔵群の2枚目は、同じ宇治川派流沿いに位置する月桂冠大倉記念館あたりを裏側から描いてみた。 今の季節、川縁の緑が生い茂り、蔵を隠しているので、言い訳がましいが、デッサンが上手くいかなかった。
友人たちと伏見スケッチ。 寺田屋の裏の「ステーキレストラン 大進亭(since1939)」でゆっくりと昼食した後、午後は、川沿いの酒蔵を描くことに。 周辺の木々は春から初夏の色彩でまばゆい限り。水面を十石船が行き交い、ここもいい眺め。 短時間に感じたままを描いてみた。
友人たちと伏見スケッチ。 左手に見える松本酒造を対岸から描いた後、もう少し北に上がり、小さな橋からもう一枚。新高瀬川の両岸を中心に、新大手橋、遠くに島本町あたりを望む風景。 初夏本番といったところ、いい眺めだった。
友人たちと伏見スケッチ。菜の花の季節には遅すぎたが、伏見桃山駅から大手筋通を真っすぐ西へ。午前中は、新高瀬川沿いの松本酒造あたりを。雨上がり、昨日とは打って変わって暑いくらいのいい天気。 土手の斜面を途中まで降り、足を踏ん張っての体力勝負スケッチ。初夏の彩りを描くには今が最高、皆で楽しく描いてみた。
午後4時ごろ八坂神社、円山公園あたりに戻ってきた。どこへ行っても人の波、波、波。歩けないくらいの場所もある。 この日の最後は、奥に1909(明治42)年建築の「長楽館」、左手前に「料亭 中村楼」(創業は室町期とも伝えられている)の塀が見えるあたり。人通りが少なくゆっくり描けた。 今春は桜と新緑をいっぱい描くことが出来、満足。
南禅寺の水路閣を描いた後、南禅寺正面あたりに戻ってきた。三門(山門)の裏側を遠いアングルで一枚。この山門は、重要文化財で日本三大門の一つのようだ。 桜と新緑が眩しい風景、春爛漫。
この日の午後は、南禅寺界隈を散策。今は、条件が厳しく使用許可証がなければ描けないようで、早速もらったが着彩は禁止。 これは、水路閣あたりで、上部を疏水が流れており、120年以上前のもの。琵琶湖疏水を手掛けた「田邉朔郎」の設計で、景観を尊重したデザインにしたようだ。全長93mのレンガ造りで情緒がある。新緑で少し見え隠れした構図。
蹴上インクラインあたりで描いた後、少し上ったところに琵琶湖疏水建設に貢献した技師「田邉朔郎像」があり、その広場から京都市内が一望。眼下にインクライン、遠く平安神宮の鳥居や京都市美術館、左手にウェスティン都ホテル京都が見える。 コンディション最高、心地よく描いた。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会が蹴上・南禅寺で開催。 この時期は初めて。ここは、琵琶湖疏水の蹴上インクラインあたり。大神宮橋の上から描いたもので、手前にあるのは、疏水の建設とともに運用された水力発電所の動力で台車に船を載せて移動させていたもの(ただし再現模型)。1891(明治24)年から1948(昭和23)年まで活躍したようだ。 桜が満開から散り始め、水面に落ちるさまは風情そのもの。
八坂の塔を描いた後、この日の最後は、少し高台に位置する霊山観音の広場あたりから二年坂を望む。 桜の木は見えなかったが、他の木々の芽吹きに彩りを感じた。季節も移り、午後5時になっても陽は長くなり、人の波で通りはまだまだ賑わっていた。
産寧坂あたりで描いた後、観光客の少ないところを求めたが断念。 ここは東大路通から八坂の塔(法観寺)が見えるところで、好きな構図の一つ。観光客の波はここでも絶えない。言い訳になるが、折角の五重塔が一層抜けてしまったようだ。
産寧坂の近くで、ゆっくりと昼食をとり、みんなでスケッチ談義に盛り上がる。 ここで描くのも久しぶりだったが、やはり観光客が押し寄せ、デパートの混雑ぶりを思わせるような人の流れで、「びっくりぽんや」。 店先や足元あたりが見えづらくて適当になってしまったが、桜を描くことが出来たので満足。
友人たちと久しぶりに東山界隈のスケッチ。 五条坂から茶わん坂を散策しながらスケッチポイントを探す。桜のシーズンとあって観光客で溢れかえっていた。 話し言葉を聞くと日本語が少なく、八割方が外国人。特に着物姿が多い。絵には人物を入れていないが、デッサンを取るのにひと苦労。 まだ桜が残っていたので、彩りを添えてくれた。
鴨川の三条大橋から四条大橋の間は、散策にも絵にもなるポイントが多い。 ちょうど真ん中あたりから南を向いて四条大橋を望んだ。夏の風物詩、「鴨川の床」が出ていて好きな構図。今年もまもなく床のシーズン到来。 左側には、モダンな「レストラン菊水」と「南座」、右側には、四条大橋のランドマーク「東華菜館」の塔が見える。日陰のない川べりで描いたもの。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会で久しぶりに大原へ。 この日の午後は、三千院の方に上り大原の里を一望したあと、同じ場所で少し見上げて描いてみた。 夕方間近、陽が陰り、寒さが増してきた。そのうえ、田畑の真ん中で冷たい風に吹きさらされたため、我慢できなくなり途中で断念。洛北の晩冬は厳しい。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会で久しぶりに大原へ。 この日の午後は、三千院の方へ上り、参道から逸れたところに大原の里を一望できる場所があり、そこから描いてみた。 春はもうそこまできているが、午後も霞がかかったようで遠くはぼやけていた。急に寒さも増してきてダウンのフードをかぶって風を忍んでのスケッチ。原風景そのものを感じた。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会で久しぶりに大原へ。 寂光院方面で田園風景を描いた後、少し角度を変えてもう一枚高野川沿いを描いてみた。 全体の雰囲気は春間近の風景、遠くも霞んでいていい感じ。 周りではこれからの農作業の準備をしていて、ほのぼのとした郷愁を感じた。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会で久しぶりに大原へ。 午前中は、寂光院方面を散策して以前にも何度か描いたこの構図。 真ん中の大きな家をポイントに。着彩していると雨戸が全開となり思案したが、ワインレッドのこの色にしておいた。 この時期観光客は少ないが、外国人の元気な姿は、ここでも見受けられた。 じっとしていると、まだまだ寒さが身にしみる季節。
まだまだ日暮れは早い。もうやめようかと思ったが、麩屋町通を散策していて、炭屋旅館あたりまで来て、絵になるなあと最後に描いてみた。 老舗旅館のお客さんをおもてなしする仕事に余念がない感じを、描きながら味合わせていただく。描き終わったころにはすっかり陽は落ちていた。
京都文化博物館で再度休憩・暖を取った後、旧家邊徳時計店あたりまで戻ってきた。 結果的にこの日は、赤レンガの建物をポイントにして描いてみた。 1890(明治23)年の建築で、民間の洋風建築では全国最古の建物。三条通の伝統的な京町家群に溶け込んだモダンな感じ。今は、洋装品店のようだ。
「晦庵 河道屋」の温かいお蕎麦で昼食休憩をした後、また三条通へ戻った。京都文化博物館の工事中の部分が見えない構図で高倉通から北を向いて描いてみた。 同博物館で開催中の「小川千甕(せんよう)展」を鑑賞してきたという方と少し絵の話をさせていただいた。 小川千甕は、京都で生まれ育ち、渡欧してルノワールと交遊した日本近代の異色の画家で、仏画、洋画、漫画、日本画家、そして南画家となった、まさに縦横無尽な画家だったようだ。 同博物館は、寒さをしのぐため休憩、暖を取るために利用させていただき感謝してます。
友人たちと少し遅いけど描き初めスケッチ。この日は三条通り界隈の町家がテーマ。 京都文化博物館まで来てみたが、同博物館は工事のため一部囲いがあったので、最初は中京郵便局が見える風景を描いてみた。 正月の雰囲気がなくなっても三連休で人出は多い。日陰は寒くて絵具の渇きも遅く、耐寒スケッチ。
宮川町スケッチ。通りを行ったり来たりして、今度は路地に入って描くことにした。 本当に花街の情緒があり、そのままが残っている感じ。描いていると舞妓さんが行き来するので、絵の中に入れたかったが、デッサンが難しくて断念した。 今回は、友人たちと並んで透視図法の構図を勉強することにした。
宮川町スケッチ。午前中は描くポイントを探して通りを散策したので、真ん中あたりで1枚描いただけ。昼食後も南北の通りを行ったり来たり、路地をのぞいたりして結局午前中とは反対の北を向いて描いてみた。 この日は、だんだん曇ってきたが、照っているよりは好都合で風情のある通りに魅せられて、気持ちよく描くことができた。
この日は、友人たちと京都の五大花街の一つ宮川町でのスケッチ。四条通りと五条通りの間で鴨川の東岸を一筋東に入ったところ。 心配していた天候は、晴れたり曇ったりで汗ばむこともなく、風も穏やかで最高のスケッチ日和。 町並を描くいい練習になるため、皆で思い思いに構図を取ってみた。 観光客は少なく、宮川町通りは車も入ってこないので、安心して描くことができた。
寺町通から姉小路通を少し西に入ったあたり。ここには老舗の食べ物屋や画材店が並んでいて、以前から絵になるなと思っていたところ。 午後5時を回り、夕暮れになり急いで立描きした。
姉小路通りは、いにしえに変遷があったが、今は落ち着いた町並が東西に走る京都らしさを残す通り。 夕方から鴨川の床で同期の仲間と納涼会なので、早めに着いて散策。 この近くの画廊で何度か個展をしていて、ここの町並がいつも気になっていた。古い町家がどことなく風情があっていい感じ。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。 昼食後街道沿いに戻ってきて、鞍馬川の見える風景に座った。気温はどんどん上がり、この場所には日陰がないが、思い切って冒険的に炎天下で描いてみた。 地元の人も気遣ってくれたのに小一時間ほど経過した頃、異様に汗が出てきて頭がクラクラ。 着彩は、超速乾で水彩紙の照り返しが眩しい。やっぱり無茶なスケッチだった。帰ってから仕上げたもの。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。 午前中一枚描いて鞍馬駅近くの「和み家 心天狗(こてんぐ)」で、自家製粉 二八そばの昼食タイム。心配りの良い店だった。 午後はもう一度街道を上がってみて、右手に名物の木の芽煮のお店がある町並を描いてみたが、陽が西に傾くにつれ陰影が刻々と変化して着彩に困った。 悠彩会のスケッチ会には、今年初めての参加。京都の中心に戻り、Kさんとスケッチ談義などをしながら、この日の疲れを癒した。
この日は、悠彩会の定例スケッチ会。 京都市内を逃れて山あいの鞍馬に来てみたが、暑さはまだまだ厳しく日陰でないと熱中症になるような天気。 鞍馬駅から山門を左に通り越して街道沿いを上がってみた。右に鞍馬川が流れ眺めのいい風景を選んで一枚。 日陰なので、幾分風は心地よく感じられた。
午後は暑さが増してきたので、ティータイムを取り鋭気を養ってから新町、室町通界隈をもう一度散策。 室町通の「鯉山」あたりで1枚描いたが、暑さに負けてデッサンだけにして、着彩までの気力はなかった。 新町通で「ぶらり・すけっち」の竹居さんにお会いし、スケッチ談義に花が咲いた。
これは2010年に描いたもの。 四条通以外では山鉾そのものを描く場所がなかなかない中で、この北観音山は東側に京都逓信病院があるため、こんな風に下がって真横から描くスペースがある。 この日は強い雨に打たれながらも、頑張って描いたことを覚えている。
大船鉾を描いた後、今年、北観音山が周囲を飾る「下水引(したみずひき)」を160年ぶりに復元・新調したので、その部分が見える角度から描いてみた。 中国・三国時代の武将・関羽の誕生日を祝う行列が描かれているが、そのきらびやかな彩りを絵で表現することは難しい。
京都の夏の風物詩祇園祭、2年ぶりに来てみた。昨年から前祭(さきまつり)、後祭(あとまつり)が復活。まずお目当ては、昨年150年ぶりに復活した「大船鉾」。 午前9時を回った頃、すでにたくさんの人出になるが、邪魔になりながらも、思い切って描いてみた。 豪華絢爛な姿を横からねらいたかったが、断念。とにかくあわただしいスケッチになった。
午後6時を回りやっと薄暮になり、描き始めた。対岸は「床」の灯りがあり、川岸は明るい。 それに対してこちら側は時間の経過とともに、暗くなるばかり。午後7時前にはすっかり陽が落ちて、絵具の色も分かりにくい。そんな条件で描いたもの。場所は、三条大橋近く先斗町歌舞練場あたり。 この後、講評会で一杯やった。こんなのは初めてだけど、夜景の醍醐味を体験した。
この日は鴨川を下りながら、描いてきた。午後5時を回ったが、夕涼みスケッチまで時間があるので、短時間スケッチに挑戦。 鴨川が雨の影響で増水していた。こんな感じで描くのは初めて。30分仕上げ。
この日は、夕涼みスケッチまで楽しもうという企画なので、日没まで時間があり、次は少し下って丸太町橋を望んだ。 梅雨の時期には珍しく清々しい爽やかさ。鴨川べりは多くの人たちで賑わっていた。
午後も鴨川界隈を散策。出町柳から下ることに、左手すぐ横には京都府立医科大学、右奥に比叡山を望む構図。遠くの橋は、賀茂大橋、北山方面。 梅雨の晴れ間で爽やかで、風も出てきて寒いくらいだったが、いい眺め。 少し大き目の水彩紙が何度も飛びそうになり困った。
賀茂川を出町橋から少し上ったところで描いた後、対岸の家並が木々に見え隠れしているところが気に入った。 後ろに比叡山が見えるはずだが、曇がかかっていて残念。新緑が落ち着いてきた頃の「葉の色」の表現も難しい。
この日は、友人たちと「鴨川を描こう」という目的で出町柳駅に集合した。 ちょうどこのあたりは、高野川と賀茂川が合流して鴨川となるところ。最初は、出町橋から少し上った出雲路橋を遠くに望んで描いてみた。 正面は、北山方面、曇り空でそのうえ時雨れてきたので、刻々と雲が変化して、山は霞んで着彩に困った。
東山界隈は、たくさんモチーフがあり、ここ産寧坂も二年坂とともに人気のスポット。 坂の階段と屋根の重なり具合、手前の「おかきや」とその隣の清水焼のお店のバランスがいい。 底冷えのする時期に陽だまりの中で描くことができた。 最近このあたりは、海外からの観光客で賑わっている。
扇子の下絵を描くために鴨川界隈に来てみた。 四条大橋のたもとで描いた後、2枚目は、鴨川縁に降りて北に少し歩き、三条大橋を望んだ。 鴨川の夏の風物詩であるこちらの床も、昼時でにぎやか。そんな風景を横目にして、定番の好きなアングルで描いてみた。 扇形を意識したレイアウトが、肝心の床の足の部分が入らなくなった。
御殿山生涯学習美術センターの「自分の扇子を作ろう」というイベントで下絵を描くことになり、折角だから、現地スケッチと考えて、鴨川界隈に出かけた。鴨川名物の「床」も出揃い、いい天気で川べりは昼間から盛り上がっていた。 一枚目は、四条大橋の東のたもとから南を向いて団栗橋あたりを描いてみた。 いつも思うことだが、描いていると、同じアングルで写真を撮ったりする観光客が近づいてくる。 現場で久しぶりに気持ちよくスケッチしたが、変形の紙へのレイアウトに手こずった。
少し以前に描いたもの。 ここは、祇園の北側に位置して、切り通しを抜けたところに流れる白川に架かる巽橋。 よくドラマなどにも出てくる界隈で、祇園の中では華やかな雰囲気があり、情緒がたっぷり感じられる。少し接近して描いてみた。
昨年個展の時期に、近くを散策しながら描いたもの。 この先斗町も昼と夜では全く違った顔にある。日暮れとともに、行きかう人も多く京都の風情を感じさせてくれる。 昼にはその賑わいはないが、町並スケッチのモチーフにはいい感じ。 京都の夏は暑い。
これは昨年個展をした頃に、三条大橋の下から暑さをしのいで描いたもの。 鴨川のこのあたりは、四季折々楽しませてくれるが、夕闇とともに先斗町の川べりは、夏の風物詩である名物の床が賑わいを見せてくれる。
鞍馬街道の途中で少し見上げたような構図を描いた後、鞍馬駅集合時間まで20分くらいあったので、もう一枚だけ挑戦。街道筋の雰囲気だけをとの思いで、ラフスケッチした。 帰りの電車は空いていて、車内で皆とこの日の感想に盛り上がっていると、あっという間に出町柳駅到着。 講評会は河原町通 姉小路西入ルの「鳥初」という老舗で、忘年会を兼ねた。
鞍馬街道を少し下る構図で描いた後、今度は見上げてみた。午後4時近くになり、また冷えてきて耐寒スケッチ、着彩してもなかなか乾かず、こまってしまう。 やっぱりこの道の先にある「くらま温泉」が恋しいなあと思いながらのスケッチ。
午前中は、寒くて1枚だけ。冷え切った体を「心天狗」というそば屋で暖を取った。午後は鞍馬街道を少し上がり町並を描くことにしたが、日差しが逆光となってきた。 なかなか思うように描けないなあと感じながらのスケッチ。
この日は、友人たちと鞍馬スケッチ。 厳しい寒波で底冷えする天候の中、10時頃から描き始める。手袋をしても手足の先から全身まで凍える。 時折雪もちらつきはじめ、近くの「くらま温泉」の送迎バスが頻繁に目の前を行き来し羨ましくなった。 寒さで筆圧も弱くなり、デッサンや着彩時の全てに影響し思うように描けなかった。
黄桜酒造あたりを描いた後、右手に酒蔵を改装した鳥せい本店のある通りを描いてみた。 ここは、観光客も多い。午後4時を回り「秋の日はつるべ落とし」、見にくくなってきた。 帰りはこの界隈で、講評会を兼ねて一杯やりたかったが、一人になったので帰路についた。 一日中暑いくらいの天候に恵まれ、着彩しても早く乾いて描きやすかった。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で久しぶりに伏見にやってきた。 午後は、伏見の酒蔵街に戻り、黒い板塀の温かさと白壁土蔵が美しい町並を描くことにした。 お酒大好きな者としては、酒の香が漂ってきて、落ち着いて描けない心理状態の中で、しばし我慢して情緒を感じながら描きとめた。
昼までの時間に、もう一枚だけ道路を挟んで向かい側から描いてみた。幾分煙突に気合が入りすぎて太くなった感じ。 とにかく暑くて本当に季節が逆戻りしたような天候であった。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で久しぶりに伏見にやってきた。昼食時間まで少し時間があったので、もう一枚描いてみた。 以前は右手の堤防の上から描いたが、これは堤防を下った位置から少し見上げてみた。 逆光でもあり描きにくかったが、迫力を感じながら短時間スケッチをした。手前の柿がたわわになっていたが、その雰囲気は表現できなかった。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で久しぶりに伏見にやってきた。午前中は、NHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」のロケ地にもなっている松本酒造あたりを描くことにした。 新高瀬川を挟んで対岸から酒蔵の風景を、川の堤の斜面に陣取ってみたが、着彩時には大変苦労した。 冬装束で臨んでいたので、小春日和を通り越して暑くてダウンジャケットの下は、汗びっしょりだった。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で北嵯峨、宇多野界隈に来た。 以前にも描いたことがあるが、このあたりは原風景がまだまだ残っていて風情がある。一日中晴れ渡り、午後3時を回っても左からの日差しがきつくて、顔をじりじりさせた。 左奥は、大覚寺、大沢池あたり。 刈り入れの終わった田には、新たな芽が出ていたが、山の木々は、色づき始めていた。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で嵐山へ。行楽のシーズンを迎え、この界隈もすごい人出だった。 これは今年5月に描いた同じ場所から、深まりゆく渡月橋の秋の風景を描いてみた。周りにもスケッチされている方々が多く、暑いくらいの日差しを受けながら昼までの時間を、桂川のせせらぎの音を聞きながら気持ちよく描いた。
この日は、5枚描くことができ、最初のがこれ。 待ち合わせ時間まで、空模様が不安定な中、東華菜館あたりを描いてみた。 もう少し、鴨川を入れたかったので、思うようにいかず残念。
この日最後に、高瀬川沿いの木屋町界隈を。京町家が並び、四季折々京都らしさを感じさせてくれるところ。 夕暮れとともに、賑わいが増してくるだろうと思いつつ描いてみた。
団栗橋の下で北側を描いた後、今度は南側を描いてみた。 松原橋を望む風景。北側に比べ建物は低い。どことなく郷愁を感じる。
東華菜館で雨宿りをした後、一つ南側の団栗橋の下に来てみた。 鴨川畔では、鷺や鴨のシャッターチャンスを待つ愛好家が大勢いる。今にもまた雨が落ちてきそうな中で、いい構図だったので、四条大橋西詰あたりを描いてみた。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいのメンバーと、雨を心配しながら久しぶりの祇園界隈スケッチ。 この通りを振り返れば、弥栄会館が見える定番の構図。今回は、反対側を向いて祇園の風情を肌で感じながら、雰囲気を描きとめた。 終わった頃には、小雨がパラついてきたので、四条大橋の袂の東華菜館まで急ぎ、雨宿りをしながら少し長目の昼食をした。
亀山公園で描いた後も嵯峨野界隈に降りてきて、引き続き散策して回った。 午後になっても人出は多かったが、観光ルートを外れると、人通りは少ない。天龍寺の南側あたりは、寺院の多い閑静な町並。何気ない通りを最後に描いてみた。
初めて亀山公園から俯瞰図を描いた後、もう少し移動してみると、また展望場所が出てきた。 今度は日陰になる場所があったので、もう一枚描いてみた。
渡月橋界隈で描いた後、初めて亀山公園に上がってみた。眼下に保津川下りの船やトロッコ列車を望むことができる格好の場所。 昼下がりで益々気温が上がり、30度越え、目に汗が染みるなか、早めのスケッチと着彩に心がけた。山の木々の色を肌で感じて描いてみた。
この日は、友人たちと久しぶりに嵐山界隈を訪れた。 気温が33度まで上がり、たまらなかったが、思い切って午後には逆光になるため、下流側から渡月橋を描いてみた。 昨年の水害の爪後は殆ど感じられず、山の緑がいい色をしていて、遠くは少し霞んでいた。
上狛(かみこま)環濠集落の北側に、2003年国の重要文化財に指定された小林家住宅がある。 江戸中期1665年の建築で、南山城地域の最古の民家住宅。この日の4枚目に、塀越に見える切妻造、茅葺の主屋を描いた。
国道24号 上狛(かみこま)交差点から南側に山城茶問屋街が続いている。このあたりは、幕末からお茶の栽培が盛んになり、最盛期には120軒くらいあり、「東神戸」と呼ばれていたようだ。現在は、約40軒の茶問屋があり、街道の雰囲気がいい。 近くには福寿園の工場もあるところ、大きめの水彩紙に描いてみた。
上狛(かみこま)環濠集落の2枚目。同集落跡の堀の南西部あたり、国道24号から少し入ったところで趣のある町並に出逢った。 この日は、雨模様になる予報で、傘は持ってきたが、帽子はない。だけど、うまい具合に国道をくぐる地下道があり、その入口付近の日陰に入って描いた。
悠彩会の定例スケッチ会で描いたもの。JR「上狛(かみこま)」駅から、西へ400m行くと国道24号にあたる界隈。 上狛は、渡来人 狛(こま)氏の居住地で、東西430m、南北420mの環濠で1460年頃からの築造のようだ。 今も環濠集落跡の堀が、南東から南西を経て北西に残っている。ここは北西あたりの堀で、今も歴史のある町並をそこここに観ることができる。
鴨川界隈も春真っただ中。桜は終わったが、ほのかに名残色があった。三条大橋から四条大橋あたりを望んで描いてみた。 思いのほか南風が強く、しかし、川縁には人、川面には水鳥が戯れ、春色に染まった風景。 夏の風物詩である鴨川の床も、間もなくお目見えするようだ。
お彼岸で近くの墓参りをした後、清水寺から産寧坂、二年坂、八坂神社界隈を散策し、立ち描きしたもの。 昨日、寺町三条上ル、ギャラリーで開催の水彩スケッチグループ展にお邪魔し、Mさんから、陰影のアドバイスをいただき、早速試してみた。上手くいき満足。
2年ぶりに訪れた。日本三景 飛龍観 名勝・股のぞき。麓からスキー場のようなリフトに乗り、風もなくポカポカ陽気で最高、人出も多い。 まだ木々は冬色、海面もいろんな色に染まり、遠くの山々は幾分霞んでいた。
忘年懇親会の帰り道、KさんとNさんと一緒に日暮れ前の三条大橋がいい感じに映っていたので、意気投合して描くことになった。 あっという間に日没となる時間帯であったが、描きだしたらほろ酔いであることも忘れてしまい、3人とも夢中で描いた。
忘年懇親会の会場が二条大橋のたもとなので、鴨川の団栗橋あたりからここまで歩いて上がってきた。 北を向くと冬のいい色に染まっていた。開会までまだ少し時間があったので、寒風にさらされながらも夢中になって描いた。
鴨川沿いで描いた後、すぐ近くの宮川町あたりの町並もいいなあと思い、寄ってみた。 やっぱり風情がありいい感じであったので、立ち描きで通りを一枚描いてみた。
悠彩会の忘年懇親会が午後に予定されているので、早めに出かけて冬の鴨川あたりを描いた。 冷たい川風をダウンジャケットのフードで防いで、団栗橋の上から四条大橋方面を望んだ。 一面が冬色で寒々しい感じだが、空気が澄んでいて気持ちよかった。
天候はなかなか回復せず、午後3時を回り寒くなってきたが、もう1枚と思い、伏見の酒造りと歴史を紹介している月桂冠大倉記念館あたりを描いた。 描きかけると冷たい雨が落ちてきた。仕方なく早々に仕上げたが、画面には水滴の跡が残ってしまった。 この後は、皆と美酒を囲んで少し早い年忘れに盛り上がった。
寒い川縁で描いた午後は、黄桜カッパカントリーあたりを描いてみた。酒蔵の町伏見の風情がたっぷりある通り。 絵を仕上げるには、その場の臨場感や風や光などが表せたらいいなあと思いつつ、なかなか難しい。 午後も冬空が続いて寒い。描き終わって、中が賑わっていたカッパカントリーに入り、蔵出しの新酒を少し味見させていただいたらホッとした。
この日は、友人たちと久しぶりに伏見の酒蔵のある風景を描いた。 風はなかったが、寒空で気温が上がらなかったので、着彩しても渇くのに時間がかかりにじんだりで、思うようにいかなかった。 行きかう舟もお休みのようで少し寂しい風景。しかし、川縁には、山茶花なんかも咲いていて冬だなあと感じた。
大阪水上バスのアクアライナーで楽しんだ後は、「水都大阪・中之島満喫チケット」にセットの京阪電車のチケットで京都へ。 河原町通のとあるビルのテラスから、東山方面、先斗町歌舞練場を望んでスナップスケッチ。 暮れかかった風景を何気なく描いてみた。
鴨川秋景シリーズ。この日の最後に四条大橋を望む風景を描いた。 空も暮れかかり、肌寒くなり雰囲気をつかみたいと思い、着彩してみた。このあと友人たちと先斗町のお店で、講評会と称してワイワイと楽しいひと時を過ごした。 なんとか久しぶりに鴨川の秋模様を描くことができてよかった。
鴨川秋景シリーズ。午後は鴨川の対岸に移り、三条大橋を望んで描いてみた。 3時を回ると、川縁は底冷えがしてきそうで、また秋の日はつるべ落としだと感じたので、速写スケッチ&着彩を心がけた。 やっぱり秋色もいいなあと思いつつ・・・。川には白鷺が気持ちよさそうに休んでいた。
鴨川秋景シリーズ。午後になり3枚目は少し逆光になったが、鴨川をはさんで今は納涼床のない川岸の風景を描いてみた。 暑いくらいの陽ざしとなり、今秋にはもうこんな天候はないだろうなあと思いつつ、友人と話を弾ませながらのリラックスしたスケッチタイムとなった。
鴨川秋景シリーズ。最初に下流を向いて描いたので、2枚目は後ろを振り返って、三条大橋を望んで上流を描いた。 ちょうど川縁の木々も紅葉していて、季節感があっていい感じだなと思った。 鴨川畔は、四季折々彩りを添えて風情がある。
鴨川秋景シリーズ。この日は、友人たちと鴨川畔に来てみた。晩秋には意外と描いてなった。午前中は少しだけ肌寒かったが、徐々にポカポカ陽気となり、風もなく最高の天候となった。 最初に、四条大橋を望んで上流から描いてみた。両岸を散策する人々も多く、さまざまなスタイルで楽しんでいた。
悠彩会の定例会の昼食後、ひまつぶしさんとご一緒して、寂光院側に歩き、やっぱり広い景色が描きたいですね、となり、陽ざしを避けて農作業小屋の陰に入って描いた。 稲刈りは終わっていても、まだ全体的に秋色が少なく、夏の終わりが同居しているような風景だった。 しかし、描き終わった頃には、肌寒くなり、バス停までの帰り道は風も出てきた。
昼まで時間があり、「大原の里が一望でき棚田が美しい」という場所あたりから、逆光だが少し山手を見て描いた。 デッサンし着彩していると、頭上の杉の木から目の前の「人参畑」に蛇が落ちて来た。 びっくりして情けないが、着彩を途中にして退散する羽目になった。 帰ってから、デジカメをもとに完成させたが、逆光の写真でもあり、少し濃くなった。 やはり現場の風・光・彩を、臨場感を肌で感じながら着彩するのがいいのかなあと思う。
悠彩会の定例会で訪れた。今年の春にもよく似た構図を描いたが、この時期黄金色の田園風景を期待したが、既に刈り取られていた。 この方向は、逆光でまだまだ日差しも強かったが、頑張ってみた。田んぼには、新たな芽が出たり、畦道は元気のいい草が覆っていた。 山の感じを出すのは難しく、思案しながら重ね塗ったり色々とやってみた。
三川(木津川、宇治川、桂川)が淀川へと合流する背割堤の木津川あたりを描いた後、今度は北側の宇治川あたりを描いてみた。 下流方面なので、遠くにアサヒビール大山崎山荘美術館の赤い屋根を望むことができた。 川の流れもゆったりとして周りの深い緑に包まれて、夏の深まりを感じた。
この日は、淀川三川(木津川、宇治川、桂川)ふれあい交流「七夕まつり」が、八幡市背割堤で開催れていた。暑さは厳しいが木かげに座って木津川御幸橋方面を描いてみた。 この背割堤は桜の名所でシーズンには、花見客で盛り上がっているが、、この日は暑さのせいでイベントに来られる人も、少なかった。 この木津川御幸橋は、3代目、2010年6月に供用開始されたもの。遠くに京阪電鉄の鉄橋が見え、右には旧橋の桁もまだ残っていて絵になるかなと思った。
鴨川畔で描いたあと、四条大橋に上がってみた。午後5時を回り、日中の厳しい暑さをいくらか忘れさせてくれるような風があったので、人混みでごった返していたが橋の上から、三条大橋を望んで描いてみた。 このあと、左手の納涼床で同輩たちとの宴となり、しばし夕涼みを味った。 夕闇とともに、川辺は笹飾りに付けられていたLEDも輝きだして、ちょっとお洒落な鴨川風景を醸し出した。
この日は、「京の七夕」というイベントが鴨川会場で開催されていた。 右岸には「光の笹」が設置され、願い事を描いた短冊をLEDが輝く笹に飾り付けると、日が沈む頃には川辺が、きらびやかな「七夕ロード」と変身するようである。 午後4時を回り、川風にも吹かれて、少しは気分良く描くことができた。
今夏は本当に暑い、尋常ではない。この日も37度くらいまで上がり、うだるような暑さ。 昼過ぎの一番暑い時間帯、文化博物館を描こうと思うと、どうしても三条通からのこの構図がよさそうなので、日陰はないが、気合いを入れて描いてみた。今は、京都文化博物館だが、前身は1906年に日本銀行京都支店として竣工した、辰野金吾氏らの設計によるもの。 筆に水を多く含んで着彩しても、超速乾だった。 しかし、終わってみると、身体の方は、上半身水をかぶったようになり、思わず文化博物館へ涼を求めて駆け込み、休息させていただいた。
夕刻近くになり、日差しもなくなり、暑さもましになった。祇園花見小路から1本東に入ると、人通りは殆どなく、静かで別世界。 道の真ん中に座り、弥栄会館が見えて絵になる構図を描いた。このあと、昔のお茶屋さんを改装した趣のあるお店で、美酒をいただきながら皆で講評会に盛り上がった。
東山界隈で描いた後、祇園の北側、巽橋あたりに来てみた。この季節には、これまで描いていなかったが、じっくりと見てみると、春には桜で華やいでいた風景が、今は桜や柳の木々は、夏真っ盛りで緑系一色だ。 描いていると、ヨーロッパや東南アジアの観光客の方々が、この界隈に訪れて賑やかだった。 午後の一番暑い時間帯、辰己大明神の前の日陰をお借りして皆と描いた。
下河原通で、「おじゃこのたっぷり入ったパスタ」を食べて、ゆっくり休息を取った後、もう一度高台寺道に戻ってきた。 今度は、北側の八坂神社方面を向いて描いてみた。気温は上がり日陰も少なくなり、友人たちと苦労しながらのスケッチになった。木々は、こちら側も夏色をしていい感じ。 午後になり、人出も増えて賑やかな通りとなってきたので、短時間スケッチで、着彩も早くした。
今年の夏は特に暑い、そして夏本番を迎えた暑い京都、その東山界隈を頑張って描いてみようということで、友人たちと訪れた。 午前中、ここ高台寺道(ねねの道)あたりは、夏真っ盛りの青々とした木々が生い茂り、いい影が出来、風も通っていたので、法観寺の八坂の塔を望む風景をまず描いた。 観光客も、まだまばらで、ゆっくりとモチーフを見て描くことができた。 暑い・・京都の夏もいいものだ。
正午、四条烏丸の集合場所で、ひまつぶしさん、Kさん、与堂さんとお会いする。まずは腹ごしらえとのことで店に行くと、混んでいたため、引き続き描くことになった。四条通、新町通下る船鉾の南にある「岩戸山」を4人揃って久しぶりに描く。 しかし、私は、この絵が最後となり、恥ずかしながら熱中症気味で、失礼して先に帰った。 今回は、2日間朝早くから頑張りすぎてダウンしたが、健康管理を第一に心がけておられるお三人さんの描き方を、しっかり勉強させていただいたスケッチ会となった。有難うございました。
放下鉾を描いた後、正午まで少し時間があったので、錦小路通を東に入ったところの「霰天神山(あられてんじんやま)」を描くことにした。傍に薄紫のむくげの花が印象的で花を添えてくれそうだった。 しかし、また、雲行きが怪しくなってきたようなので、すぐに軒下に入る場所を選んだが、3分の2くらい着彩した頃に、やっぱり降ってきた。 で、あっと言う間に、激しくなり30~40分続いた。通りは、軒下を探して右往左往する観光客でごった返していた。 小雨になったころ合いを見て、集合場所の四条烏丸へ急いだ。
雨も上がり、晴れ間も出て暑いくらいの天気になってきた。函谷鉾あたりを描いた後、今度は四条通、新町通上がる「放下鉾」を描いた。しかし、暑くて熱くて・・・すでにペットボトル2本目。 途中でKさんが来られ、一つ北の「南観音山」を描かれるとのこと。 昨日、組み立て中を描いたので、今日は、人出も多くなり、駒形提灯で飾られ、出店とともに、賑やかに華やいだ祇園祭の雰囲気を描くことにした。
13日に続き早めに家を出たが、午後3時以降、雷雨の予報だ。 正午の集合場所である四条烏丸の南西角に、午前9時頃に到着し、隣接している銀行の軒下をお借りして、四条通の西方向、函谷鉾あたりを描いた。その後方は月鉾である。 しかし、予報に反して途中から雨が降り出したが、一時的であったため、なんとか描き終えた。 早朝から観光客の出足はいいが、昨日に続き、この日も不安定な天候のようで、一日描くことは難しいと感じた。
船鉾を描いた後、ひまつぶしさんと11時過ぎで少し早いが、蕎麦屋で食事にした。お久しぶりで色々とスケッチ談義をさせていただき、有難かった。 その後、四条通から室町通を少し上がったところの菊水鉾を描くことにしたが、雲行きがどうも怪しいので、すぐに雨宿りできる場所を選んだ。 案の定、スケッチし着彩して、最後に空を塗ろうと思った時に、雨がポツリポツリ、そしてあっという間に凄まじい雷雨となった。この後2度繰り返し続いたので、この日はあきらめて退散した。
放下鉾を描いた後、四条通を南に越したところで船鉾が飾り付けの最中だったので、描いてみた。私は左によって描き、ひまつぶしさんは、右から描かれた。 明日になれば、どの山鉾も前後を駒形提灯で飾られるため、遠くから見れば高さこそ違うが、よく似た感じになる。しかし、船鉾は今日のこの風景が絵になるように感じた。 まだ、午前中10時過ぎ、暑さもましで気分良く描くことができた。奥には、岩戸山も組み立ての最中であった。
今年も祇園祭の季節となった。5年くらい前から、ひまつぶしさん、Kさん、与堂さんとご一緒させていただいている。 今年は、13日にも描きに出た。ひまつぶしさんも描かれるということで、ご一緒させていただいた。放下鉾(ほうかほこ)が組み立ての最中で、この風景もいいかなと思い描いてみた。 日本三大祭の一つである祇園祭。7月の京都は、1ヶ月間にわたり色々な神事や行事が行われる。
この日は、久しぶりに鞍馬で午前中友人たちと描いた。しかし、昼食後、午後3時前くらいから雨となり、早々に三条あたりまで戻ってきた。 友人達と三条京阪近くの名物女将のお店で一杯やろうと行ってみたところ、午後5時の開店のため、少し時間つぶしに三条大橋の下から、小雨をしのいで描いた。 名物の床も準備が進んでいて、鴨川の夏の風物詩がもうそこまで来ているようであった。
右手の建物、京都市美術館で開催中のゴッホ展を鑑賞したあと、疏水あたりを散策。ほとんど葉桜になり、時期は遅かったが、「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」の屋形舟も行きかう清々しい陽気の中で、岡崎通の橋から描いてみた。 平安神宮の鳥居、その向こうの京都国立近代美術館も見える風景を、木々の雰囲気にとらわれ、塗りすぎてしまい、透明水彩らしからぬものに、残念。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で大原に来た。午前中は、バス停から寂光院方面の高野川沿いで描いてみたが、少し肌寒く、風も強かったので、着彩に苦労した。 ひまつぶしさんがこのあたりでよく描いておられたので、広いスケールで描いてみた。 春まっ盛り、遠くに八重桜、鯉のぼり、そして新緑と山里に春色を添えてくれた。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会で描いたもの。午前中は肌寒かったが、午後はうららかな日差しの中で描けた。これは、出来るだけ画面を広くとらえて、春を描こうとした。 ゴールデンウィークの前半であったが、思ったより人出も少なく、昼食のお店も空いていて、ゆっくり食べることができた。
サインペンで描いていた頃のもの。この頃は、まだまだ慣れてなくて、スケッチに行っても現地ではデッサンするだけ。帰ってから着彩していた。
サインペンで描いていた頃のもの。大原には以前は秋か冬によく描きに行った。この時は、積雪もかなりあり、寒かったことを覚えている。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会、大原の里は春色に染まっていた。 午前中は、高野川沿いで描き、午後は三千院や寂光院あたりを散策した。 ここは、寂光院へ通じる小道、菜の花の香りがぷんぷんしている中で、満開の八重桜も入れた。風が冷たかった午前中に比べ、午後は、ポカポカ陽気になり気持ちよかった。
この絵は、0.8ミリのサインペンで描いていた頃のもの。今見返してみると、秋の鞍馬街道筋を描いているが、着彩は面でとらえて色を変えて塗っていたようだ。
この時期の鞍馬は、初めてで、鞍馬街道沿い、鞍馬川あたりは趣のある町並が続き、描くところはたくさんある。 午前中は、いい天気であったので、街道筋を描いたが、昼食後は、少しして雨模様となり、もう少しゆっくり描きたかったので、残念だった。
三条大橋から描いた後、少し右を向いて鴨川をはさんで、位置する先斗町歌舞練場を。以前にも描いたが、また違った感じになった。
出かける時は、小さなスケッチブックを持参しているので、少しでも時間があれば、いつでも構図を探して描く。 このあたりも、四季折々、時間帯によっても色調が違う。まだまだ暑さが残る鴨川、四条大橋を望んで立ち描きした。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会、午後には寒さもましになったので、川縁で描いてみた。 渡月橋の上流一体を大堰川(桂川)というようであるが、たもとにある嵐山通船のりばあたりから描いたもの。 桜も咲き始めて春色を添えてくれた。
与堂さんのグループ展を観せていただいた後、久しぶりに「権兵衛」で美味しいきざみきつねうどんをいただいた。 その後、巽橋あたりまで来てみたら、今年は桜の開花が1週間くらい早かったので、このあたりも蕾がほころび始めていた。今まで、この時期に描くことがなかったので、思わず立ち描きした。 やっぱり、ここは絵になる構図だなあと思ったが難しかった。 この後、村木さんらの教室展にもお邪魔して、スケッチ談義をさせていただいた。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で描いたもの。桂川の川縁は風が強かったので、嵯峨野界隈を散策した。今まで描いたことのなかった、嵯峨から奥嵯峨めぐりの起点となる竹林の道。 野宮神社から大河内山荘あたりまで続く小道は、やさしい木漏れ日の中を歩く人気スポットである。 京都には、最近海外からのお客さんも大勢来られて、ここ嵯峨野にも本当にたくさんの観光客が散策を楽しんでおられた。天気も良くて人出が多く、この絵には、数人しか描いていないが、ゆっくり座って描ける状態ではなかった。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会が、嵐山界隈で開催されたので、参加した。 落柿舎の前に行き、正面から描いたもの。遅咲きの椿の花が彩りを添えてくれた。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会が、嵐山界隈で開催されたので、参加した。 午前中は、川縁は寒かったので、嵯峨野を散策して落柿舎あたりに来た。松尾芭蕉の弟子、向井去来の別荘であった草庵である。 屋敷の回りに、40本の柿の木があったらしいが、庭の柿を売る契約をしたところ、柿が台風ですべて落ちてしまったので、こう呼ばれているようである。 いい天気で、左の方に桃の花かなと思われるような色合いが、目に入ってきて、どうしても画面に入れたくてこの構図を選んだ。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会が、嵐山界隈で開催された。 久しぶりに訪れたが、午前中は、川縁は川風が冷たく、体感温度を下げるので、あきらめて嵯峨野あたりで描くことにした。 午後になって、少しましになったので、渡月橋からは下ったところから、法輪寺方面を望んだ。 中ノ島公園の桜はまだ蕾くらいであったが、無理やり咲かせてしまった。
江戸時代から続いている、日本最古の劇場、「京都四條南座」。 四条通りの南側にあったので、「南座」になったとのこと。今は、歌舞伎以外に演劇やコンサートにも使われているようである。 正面から描くことが多いが、人通りが多くゆっくりと描けなかったので、少し東山よりから、四条通りを西に向いて描いた。鴨川をはさんで向こうに、「東華菜館」も見えていいかなと思った。
ここは、キザクラカッパカントリーあたり。午前中、宇治で川べりを描き、夕刻前に、ここへ来た。寒さも増して手がかじかんできたが、酒蔵の風情がいい感じで、少し気合いを入れて描いた。 ぐるーぷぐれいおぶぐれいの新年会が、この近くで開催され、皆で新年の抱負を述べたり、この日の絵の講評をしたりして、楽しい時間を、伏見の美酒とともに過ごした。
これは、四条通り角、一力茶屋あたりから南側の花見小路を描いたもの。椅子を出してゆっくり描く雰囲気ではなかったので、立ち描きした。 いつもなら一力茶屋を中心にして構図を考えるのだが、反対側から見た。これも、悠彩会の忘年会の前に描いたもの。
悠彩会の恒例の忘年懇親会が、京都で開催され、午前中からは所用のため参加できなかったが、昼一番から祇園界隈で描くことができた。久しぶりの祇園で、南座あたりを描いた後、花見小路へ移動した。 今まで描いたことのない構図を探しながら一力の南側を西に入った通りから、東山を望んで描いてみた。立ち描きで、余り時間がなかったので、走り描きになった。師走に入り、人通りもあったので、後で考えれば、点景で人を入れるべきであった。
ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会が、宇治・伏見で開催され、午前中は、宇治橋界隈を描いた。今回は、メンバー以外に、初めて描くというMさんも参加され、盛り上がった。 正面に見えるのは、曹洞宗の禅寺、興聖寺の中国式山門である。 宇治川畔から続くこの坂道が「琴坂」。坂の途中から描いたが、手前には両側に岩肌、また石垣、樹木などの自然が調和したバランスのいい坂道である。宇治十二景の一つでもある。 四季折々に古き良さを味わえるが、紅葉の名所なので、秋は最高であるが、新緑もいい感じとのこと。
大原の晩秋を楽しみに出かけたが、午前中は天気はもったものの、午後は断続的に雨に遭い、雨宿りを強いられた。 この絵も、雨宿りで駆け込んだ茶店で、ちょうど窓越しに描きたいモチーフが、そのままに見渡せたので、思わず描いたもの。しょうが湯を美味しく戴きながら身体を温めた。
よくお邪魔する先斗町の「茶香房 長竹」さんに、今年初めて伺った時の帰りに描いたもの。 この歌舞練場は、先斗町の町並に風情を添えていて、「鴨川をどり」などでよく知られている。 劇場建築の名手と言われた木村得三郎氏の設計で、流行のアールデコなどを意識し、また、タイルをなまこ壁風に仕上げたりした京都特有の建物であるようだ。 好きなこの歌舞練場を入れて三条通りに近い側から先斗町を見た。
この日は、午前中三千院側から高野川沿いを見下ろしたが、午後は高野川を越えて、反対側から描いた。この絵は、山手にある「特別観覧席」からの構図だが、何度か時雨れたため、雨をしのいで描いたもの。
夏の風物詩となっている納涼床も片づけられた鴨川畔を、東岸から描いたもの。 絵になる景色で、今まで何度か描いているが、その時々により色合いが違う。水面を吹く涼風に野鳥も気持ちよさそうであった。
これは、鴨川に架かる四条大橋の1本下流の団栗橋下から、川風に吹かれながら、暑さをしのいで気持ちよく描いた。 団栗橋は、東岸に京都の花街の一つ、宮川町に続く。もう1本下流の松原橋とともに、こじんまりとした風情のある橋である。 右の建物は、パラボラ(放物線)アーチの塔が目印のレストラン菊水、また、左の建物は、W.M.ヴォ-リズ建築で、スペイン風の塔が目印の東華菜館である。どちらも四条大橋のシンボルとして親しまれている。
これは、大原の三千院側から寂光院方面を望んで描いたもの。 若いころから、里山の風情を一杯感じさせてくれる、ここ大原をよく訪れた。ある時は、家からサイクリング車で来たこともあり、今となれば懐かしく遠い遠い想い出である。 この日は、何度か時雨れて、その都度手を止めて、雨宿りをして悩まされたが、深まりゆく秋の色を絵具で出したくてチャレンジした。だけど難しかった。
昨年、晩秋に宇治界隈を散策した時に、中の島で宇治川上流を望み、朝霧橋や橘橋を描いたものである。 やはり、深まりゆく秋とともに、風が身にしみてダウンのフードをかぶり、指先の出た手袋をして描いた。
今年も、昨日あたりから、大好きな「勢子がに」が店頭に並び、カニシーズンの到来である。この絵は、カニシーズンの終わりがけにバスツアーで山陰まで行った時に、日本三景の一つ「天橋立」に寄り、初めて股のぞきをして、その後描いたものである。 春まだ早い時期で、遠くの山には雪もまだ残っていたように思う。
ここは、宇治公園中の島、塔の島。ここにある浮島としての十三重石塔は、我が国最大で、この公園のシンボルである。 春は桜、夏は花火や鵜飼などで色んな行事が催されるところ。これは、喜撰橋を望み観光船のある風景である。
これは、先斗町三条下ル、先斗町歌舞練場である。 10月18日から21日まで、先斗町歌舞会の代表的な行事のひとつである「水明会」の公演が開催された。私も縁あって見せていただく機会を得た。 楽しみにして、この日はこの歌舞練場を訪れたが、午後4時の開演まで時間があったので、鴨川の対岸に回って、描くことにした。正面から描くことは初めてであったが、趣のあるいい建物であった。 水明会の公演は、艶やかで華やかな舞台であり感動した。
この日は、久しぶりに宇治スケッチに行った。宇治川の中の島から上流を望んで描いた。 まだ秋早い時期で、木々もほんのり彩づき始めた頃で、日中も暑くて帽子が必要であった。 友人と夕刻まで描いた後、伏見界隈に戻り、懇親を深める美味しいお酒も頂き、有意義な一日となった。
スケッチ会の下見の2枚目。この日は、なんとなく全てに気分がよい日であったので、 気持ちよくゆったりと描くことが出来た。 まだ、秋本番ではなかったが、それでも京都北山の秋は少しずつ木々が色づき始めていた。
この日は、スケッチ会の下見を兼ねて久しぶりに訪れた。 牛若丸や天狗の伝説で知られている鞍馬寺の門前町。京と丹波を結んだ鞍馬街道の宿場町とも言われる。 いい天気で、暑く、秋の空の色は淡いブルーに、ほんのりバイオレットがかったような、絵具では表現が難しい気持ちのいい感じであった。
ここは、四条通と綾小路通を結ぶ、かぎ型の道、膏薬図子(こうやくのずし)という路地である。 近くには、杉本家住宅や明治時代の町家が多く残っている。 祇園祭の山鉾町であり、普段は静かなこのあたりも祇園祭の時期ともなると活気づいてくる。 京都には、こういった細い道、路地がたくさんある。タイムスリップしたような感じである。
ここは、四条大橋の上である。東山を向いて立ち描きした。 右は南座で、その向かいに位置するレトロな建物は、レストラン菊水である。 明治初期、菊水煎餅を製造販売していたが、大正5年からレストランを始め、昭和2年から今の姿に建て替えたそうである。祇園町からながめたとき、一番美しい姿になるように設計されたようである。
ここは、西陣界隈、上立売通と五辻通と智恵光院通と大宮通に囲まれた「紋屋図子(もんやのずし)」という通り。その通りの真ん中あたりに、数十メートルの「三上家路地」がある。 織物職人が暮らしていた長屋であり、昔の面影をそのまま伝えている。今では、陶芸家や染色家やカメラマンなどのアーティストが、暮らして創作活動に励んでおられるそうである。 風情のある石畳はいい感じである。
ビジネス街である烏丸通界隈。意外に魅力的な路地がある。 ここは「天使突抜通」という路地である。南は、七条通を越えて木津屋橋通まで続く。 「天使の社」とも呼ばれる五条天神社を突き抜けて通りが開かれたためこの名がついたそうである。ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例会で描いたものである。
京阪電車 橋本駅前。古くは、京街道の宿場町として栄えていた。明治以降は遊郭としての役割を果たしていたが、昭和33年に廃止となった。今は、住宅地であるが、当時の面影を残す建物がいまなお残っており、風情を感じることができる。 年の瀬に、寒さを忍んで描いた。
先斗町は、三条通一筋下ルから四条通まで、鴨川と木屋町通の間の南北に走る約500mの石畳の狭い通り、花街である。 名称の由来の一説には、先斗という地名の語源が、ポルトガル語のponto(「先」)の意にあるとされているようだ。 散策途中、夕暮前の先斗町を立ち描きしたものである。
毎年、恒例の「陶器まつり」が五条坂で、開催されていて、久しぶりに風情を感じた。 茶わん坂は、清水焼の発祥の地、「焼き物の町」である。近くでの墓参の帰りに、先日の与堂さんの絵がこのあたりではなかったかと思いながら、よく似た構図で描かせていただいた。 この日は、珍しく湿度が低く、日陰はからっとしてさわやかに感じた。
切り通しは、祇園の中心となる南北の通りの一つである。 ここは、末吉町通と接するあたりで、左側は京都花街の関係事務所で風情がある。右側の木造3階建の間の路地を上がれば、白川にかかる巽橋までの細道となり、格子戸や犬矢来のある美しい町屋の通りである。 ポカポカ陽気の中、東山散策途中に立ち描きしたものである。
この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいの定例スケッチ会で、東海道57次の淀宿あたりをスケッチした。この絵は、桂川に架かる宮前橋から大山崎方面を望んで描いたものである。 いつもは町並を中心に描いているので、原風景には少し躊躇した。しかし、川風に吹かれて気分よく描くことができた。
この日は、午前中鞍馬で描き、午後はふた駅戻り、ニノ瀬駅のホームから集落を見下ろした。 叡山電鉄ニノ瀬駅は、高台にあり、最も山深く雰囲気のたっぷりある駅で、周囲の木々が、彩りを添えて四季折々楽しませてくれる。 悠彩会の定例スケッチ会で、深まりゆく秋を感じながら、ひまつぶしさんとKさんにご一緒して描いたものである。
左側のお店は、花見小路四条上ル富永町にある「ちょぼや」。戦後の創業で、芸舞妓さんの履物の専門店。 今まで見過ごしていたようであるが、あでやかなここ祇園の花見小路に溶け込み、町家の風情がたっぷり感じられるお店である。 会の忘年懇親会の前にKさんとご一緒して描いたものである。
京都の五つの花街の一つである祇園甲部を望む風景である。手前が一力亭であり、遠くに甲部歌舞練場が見える素晴らしい眺めである。 12月だというのに、手袋もせず寒さはましであった。会の忘年懇親会の前にKさんと一緒に描いたものである。
東山の高台寺道から入ってすぐのところに、料亭や旅館が建ち並ぶ落ち着いた静かな空間がある。 ここを石塀小路という。 石畳の道や石垣の塀は、風情があり、いい感じである。 桜散策の途中に立ち描きしたものである。
法観寺の五重塔は、通称「八坂の塔」と呼ばれ、周辺地域のランドマーク的存在である。 今年は、まだ桜が綺麗に咲いていたので、嬉しくてなって思わず描きとめた。
日本の農村の原風景的な風情を残している地区で、2006年1月1日に周辺の4町が合併して南丹市となった。ぐるーぷのメンバーと訪れたが、5月だというのに、時雨れた上に余りの冷え込みに、震え上がりながら描いたことを覚えている。