この日は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ会で、久しぶりにわが町枚方で描いた。京阪電車枚方市駅に集合し、京街道を西に向かって散策。最初に「枚方宿鍵屋資料館」あたりを描いた後、この日は「熱中症警戒アラート」が発令されていたので、午前中で切り上げることにしていた。しかし、まだ時間があるので、京街道を東へ枚方市駅に戻りながら構図を探した。ここの左は、江戸時代庄屋と問屋役人を兼ねていた木南家で、そのうえ、「くらわんか船」の茶船鑑札札を所持して旧枚方宿の運営に大きな影響を持っていたようだ。この建物は、明治期のもので、長い間口に出格子と虫籠窓が連なる表屋造りで、広い敷地内に四棟の土蔵を持つ大規模な町屋である。昼前になり、益々気温が上がってきたので、残念ながらデッサンだけで終えることにし、帰ってから仕上げた。
描き終えて : 後日、自宅で着彩し仕上げたが、その場の空気感を大事にしているため、自分ではどこか整い過ぎたように感じてしまう。
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