本文へジャンプ   「町並彩歩」・水彩画  伊藤 隆(画游人)のスケッチ
  ■TOP■gallery(近畿地方)■gallery(日本各地)■gallery(海外)|■gallery(ハガキ絵)|■PROFILE|■BBS|■LINK

北陸地方の風景


金沢市 浅野川 主計町を望む      2023.11.5    【28×38cm】     アルシュ細目


所用で3日ほど金沢市へ行った際に時間を作って何枚か描いてみた。ここは、「女川」と呼ばれる浅野川のほとり。浅野川大橋と梅ノ橋を描いた後、もう一枚浅野川大橋のたもと、左岸にある「主計町(かずえまち)」の家並を対岸から描いてみた。150mくらい続く家並の真ん中あたりの構図であるが、ひがし茶屋街、にし茶屋街と並ぶ金沢三茶屋街の一つで、1999年全国で初めて旧町名が復活し、正式に主計(かずえ)町となったようだ。午後の時間帯で、ちょうど逆光になり、町並の正確な色合いが掴めず苦労した。この場所で描くにあたっては、近くの風呂屋さんのおかみさんにお世話になり岸に降りることが出来た。にぎわいからは離れたところなので、落ち着いて気分よく描くことが出来た。
描き終えて : 主計町は好きな茶屋街なので、逆光に負けずに描いてみたが、思うように仕上がらなかった。

金沢市 浅野川 梅ノ橋を望む      2023.11.5    【28×38cm】     アルシュ細目


所用で3日ほど金沢市へ行った際に時間を作って何枚か描いてみた。ここは、「女川」と呼ばれる浅野川のほとり。浅野川大橋を望んで描いた後、今度は上流を向いて梅ノ橋を描くことにした。この橋は、京都東山の鴨川に架かる団栗橋に似せた造り。過去2度水害によって流失していて、現在は三代目になるが、古都金沢の情景を醸し出している感じである。こちら側も絵になる構図で川べりには観光客も少なく、ゆっくり描くことが出来る。左側の山は卯辰山で上がれば見晴らしは素晴らしいものである。近くのひがし茶屋街やメインストリートは、賑わっているが、このあたりは静かである。その分たっぷり風情を感じることが出来て我々は有り難い。
描き終えて : 金沢の風景を満喫しながら描くことは最高だ。

金沢市 浅野川大橋を望む      2023.11.5    【28×38cm】     アルシュ細目


所用で3日ほど金沢市へ行った際に時間を作って何枚か描いてみた。ここは、「女川」と呼ばれる浅野川のほとり。金沢は何度か来ているが描きたい構図はいくらでもある。この浅野川大橋も絵になる素晴らしい風景の一つだ。浅野川大橋は、1922年に架橋、2000年には国の登録有形文化財にも登録されて100年以上経つ。白く美しいアーチ型が大正ロマンを伝え、金沢の情緒ある街並みにしっくり調和し、地域のシンボルとして多くの人に親しまれている。橋を渡って右側には人気の「ひがし茶屋街」があり、多くの観光客で賑わっていた。この日も朝から天候に恵まれて心地よい。上流から橋を望んで描いてみたが、木々は色づいてすっかり秋本番である。川べりに鷺の姿も見ることが出来た。
描き終えて : 好きな場所で好きな絵を描くことは本当に気持ちいいものだ。

金沢市 犀川大橋を望む      2023.11.4    【28×38cm】     アルシュ細目


所用で3日ほど金沢市へ行った際に時間を作って何枚か描いてみた。ここは、「男川」と呼ばれる犀川のほとり。最初に見えている犀川大橋あたりから上流を見て描いた後、今度は反対に上流から犀川大橋を望んで描くことにした。犀川大橋は、前田利家が木造大橋として造ったのが最初で、過去洪水や氾濫で架け替えが行われえている。現在の鉄橋は、大正時代に架けられたもので100年近く経つ。橋の随所に金沢の街並みになじむように工夫もされ、色は青色系統のグラデーションが施されていて、国の登録有形文化財の指定を受けている。夕暮れが段々と近づいて来たが、ここからの眺めも深まりゆく秋を感じさせてくれるいい雰囲気だった。
描き終えて : 夕暮れまでもう少し時間があるので、尾山神社に向かうことにした。

金沢市 犀川のほとり      2023.11.4    【28×38cm】     アルシュ細目


所用で3日ほど金沢市へ行った際に時間を作って何枚か描いた。ここは、「男川」と呼ばれる犀川のほとりで、金沢の文豪室生犀星が育った雨宝院が近くにある。「ふるさとは遠くにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」と「抒情小曲集」に収められた一節は有名である。描いている場所は、犀川大橋のたもとから上流を眺めている。天候も良く暖かくて秋の深まりを感じるような風景だった。遠くの山並みもいい色していてのんびりと気分よく描くくことが出来た。金沢には過去何度も来ているが、海の幸も美味しく、四季折々楽しむことが出来るところである。この犀川沿いは私の好き場所である。
描き終えて : 3年前は、雨で途中で止めざるを得なかったが、今回は仕上げることが出来た。

福井県 若狭町 熊川宿    2020.10.26    【38×56cm】     アルシュ細目


この日は、友人たちと10数年ぶりに熊川宿に来てみた。熊川は、鯖街道とも呼ばれた若桜街道の宿場町で、江戸時代を通じて交通や軍事の重要な場所として繁栄してきた。重要伝統的建造物群保存地区に選定され町並整備もされていて素晴らしい景観を残している。1枚目は、「平成の名水前川」を手前に入れた構図で描いてみた。ここの宿場は、幾分道幅が広めなので、間延びした感じにならないように、レイアウトを考えてみた。
描き終えて :  町家のデッサンに結構手こずったため、着彩も思うようにいかなかった。
金沢市 尾張町の町並・路地  1984.9.29    【29×38cm】


初めて金沢を訪れた時のもの。京都駅から特急「雷鳥」で金沢に着いたとき、「谷村新司」さんも降りて来られ、嬉しくなって声を掛けたことを覚えている。
尾張町の本通りから入った道路で、生活の匂いが感じられたところ。
金沢三大茶屋街もよかったが、何気なく風情のあるモチーフ。
今でもお気に入りの一枚。

金沢市 にし茶屋街の町並  2005.8.22    【39×57cm】 


金沢市野町二丁目にある茶屋街。
金沢三大茶屋街(ひがし茶屋街、主計(かずえ)町茶屋街)のひとつ。美しい出格子の料亭などが今なお軒を並べている。
ひがし茶屋街と比べ賑やかさは感じないが、藩政時代の雰囲気は十分あった。

金沢市 尾張町の町並  2005.8.21    【39×57cm】 


ひがし茶屋街で描いた後、近くの尾張町に来てみた。江戸時代には、加賀藩百万石の城下町として繁栄したところ。ここは金沢城下町のうち本町の一つ。
今も金沢経済の中心だった頃の大型の商家群が残っていて、おもかげがある。
通りの正面に「壽屋」といって料亭があり、大正10年創業、築150年以上、市の文化財指定。
この店の暖簾に魅せられて描いたもの。

金沢市 ひがし茶屋街あたり 遠望  2005.8.21    【39×57cm】 


ひがし茶屋街の通りを描いた後、遠望できる場所を探して、宇多須神社のそばの急な坂道(子来坂)を登ってみた。その途中右に枝振りのいい梅の木のあるお寺(宝泉寺)があって、境内から眺めたのがこれ。
ここからは、金沢市街が一望でき、浅野川沿いの民家やひがし茶屋街あたりを見下ろすことができる絶景。絵は少し周辺を省略したイメージでデッサンしてみた。

金沢市 ひがし茶屋街あたり 夏  2005.8.21    【39×57cm】


金沢へ祝い事で訪れた。雨や雪の多い金沢、前日も雨天だったようだが、この日は快晴で最高の天候。
この絵は、ぐるーぷぐれいおぶぐれいのスケッチ旅行で10年前に描いたもの。この時のひがし茶屋街のメインストリートは、静まり返っていたが、今は人が沸いていると言っても過言ではない。
一方、駅前は、3019枚のガラスを使った「もてなしドーム」と伝統芸能の「鼓(つづみ)門」が雨傘をイメージして訪問者のおもてなしに役立っている。
四季折々素敵な姿を見せてくれる金沢もまだまだ人気上昇で、絵を描くことは当分無理な感じだった。

敦賀市 雪の敦賀港  2013.1.5  【約19×28cm】


高校の同窓会が11年ぶりにあったので、滋賀県に住むSさんと京都駅から特急サンダーバードに乗り敦賀入りした。
44年前の在学時代さながらの天候となり、積雪もあって、雪国敦賀を蘇らせてくれた。
Sさんと少し早く着いたので、ヨーロッパ軒の名物「ソースカツ丼」で美味しい昼食をした後、市内を、雪の敦賀港から、気比ノ松原、そして母校の敦賀高校あたりまで、ビジネスシューズで足元の悪い中、5キロくらい無心で歩いて回った。そして、十二分に昔を懐かしんで想い出にふけることが出来た。
夕刻からの懇親会では、44年ぶりの級友とも会い、タイムスリップしたようで、美酒とともに最高であった。

金沢市 主計町 暗がり坂  1984.9.29  【約29×38cm】


初めて金沢に行った時に描いたもの。金沢の花街の一つ、主計町(かずえまち)、浅野川に架かる浅野川大橋から中の橋までの川沿いの一画で、風情あふれる町並の茶屋街である。
右手の石段は、「暗がり坂」と言われ、花街華やかなりしころ、旦那衆が利用した道とのことである。名のとおり、昼間でも薄暗く趣があるところ。
今も気に入っている一枚である。

金沢市 ひがし茶屋街を望む  2005.8.21  【37.5×55.0cm】


ひがし茶屋街を見下ろす場所を探して、足場が悪く暑い中、なんとか草の中に椅子を置いて描くことができました。
copyright (C) machinamisaiho All rights reserved.